火怨 北の燿星アテルイ

10月30日晴れ

秋本番

台風一過の神戸は空気中の塵や埃を風が全て吹き飛ばしたかのような爽やかな青空が広がりました。朝は少し肌寒く秋の風情が漂っています。今日は朝から台湾出張中にご連絡をいただいていた店舗改装の現地確認に出動、その後は事務所に籠りきりたまっている建築実務とそれ以外も盛りだくさんの事務作業を粛々と行い、お待たせしているクライアントに謝りながら次々に連絡を入れました。ちょっとした非日常だった昨日までの海外出張から帰ってきて一夜開ければまた全く普段通りの忙しい日々のスタートです。

 

 

 日常と非日常

海外に出かけるのは非常にわかりやすい日常から非日常に切り替えてリフレッシュするチャンスですが、私は普段から日常の中にできるだけ煩雑な普段の暮らしから離れた非日常を組み込んで気持ちをリフレッシュするように心がけています。その最たるものは読書で、毎日夜な夜な読む書籍はできるだけ現実的なビジネス書ではなく胸躍る空想の世界に没頭できるような小説やドラマティックな人生を送られた偉人の伝記を読むようにしています。

 

 

 違う世界にならう

ただそれも、あまり同じ類の本ばかりを好き好んで読むと日常の習慣と化してしまいます。なので、できるだけ自分が読みたいと思う本や作家とは別に友人や知人が読まれて勧められる本を手に取るように心がけています。少し前に、仲良し同業者で読書家のO社長が「これまでで1番泣いた本、涙が止まらへん」と書評を述べられているのをFacebookで拝見し、早速購入してみました。「火怨」と言う歴史小説で、非常に素晴らしい小説だったのでここでも紹介しておきたいと思います。

内容紹介

受賞歴:第34回(2000年) 吉川英治文学賞受賞

辺境と蔑まれ、それゆえに朝廷の興味から遠ざけられ、平和に暮らしていた陸奥の民。8世紀、黄金を求めて支配せんとする朝廷の大軍に、蝦夷の若きリーダー・阿弖流為は遊撃戦を開始した。北の将たちの熱い思いと民の希望を担って。古代東北の英雄の生涯を空前のスケールで描く、吉川英治文学賞受賞の傑作。(講談社文庫)
出典:https://www.amazon.co.jp

 

 火怨

この小説は平安時代の朝廷が宮地から遠く離れた北方に住まう蝦夷を征伐して統治下に収めた頃の東北地方を舞台としており、 これまで歴史小説はずいぶん読みましたがこの時代、この切り口は今まで読んだことがなく、時代背景や設定自体が非常に新鮮でした。同じ日本民族でありながら人として扱われていなかった蝦夷を強大な力を誇る朝廷が征伐したと言う話は征夷大将軍に任じられた田村麻呂が行ったと子供の頃、学校の歴史の時間に軽く習ったような覚えがありますが、ほとんど知らないことばかりで改めてこの時代の歴史を学んでみたいと意欲をかき立てられました。

 

 

 号泣系

読んでみて、O社長の推薦の言の通り、私も人目をはばからずに涙をポロポロ流しながら読んでしまいました。大の大人が小説を読んで人前にもかかわらず涙止まらないと言うのは尋常ではありません。(笑)
強大な力を誇る朝廷に勝ち目のない戦を挑み、決死の覚悟で知恵を絞り、策を経て、何度も勝利しつつも、最終的には勝てないジレンマというかやるせなさの中で、最後に若くして蝦夷をまとめるリーダーとなった主人公のアテルイが選んだのは仲間と離反し自分1人が朝廷の敵となって戦いを続け、降伏することで蝦夷全体を守ると言う自己犠牲の話は涙なくしては読み進められませんでした。絶対に勝てない敵に立ち向かい、自己犠牲の上に全体の幸福、未来を持てるように責任を全うする姿におっさんは弱いのかもしれません。

 

 

日本的リーダー像

平和を満喫する今の日本においてこのようなタフな状況はあり得ませんが、程度の差はさておきリーダーたるもの自分の保身ではなく周り全体を見渡して周りが良くなるための最適な選択、判断をしなければならないし、そのようにしたいと改めて感じる機会になりました。はるか昔からリーダーたる者の守るべき矜持は変わらないと言うことなのだと思います。私も一応リーダーの端くれとして部下や仲間のために自分が取れる責任を引き受ける事で全体を良い方向に導けるようなそんな存在になりたいものだと心から思った次第です。とにかく非常に素晴らしい歴史小説でした、おっさんには特にオススメします。(笑)

 

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火怨 北の燿星アテルイ」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 時代の荒波を乗り越える戦略思考。 - 職人進化論。

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