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情を懸けしは水に流し、 恩を受けしは石に刻むべし。

平成30年11月12日曇り時々雨

すでに年末。

朝、目を覚ますと、昨日までの抜けるような青空とは打って変わってどんよりと重たい雲が頭の上にのしかかっており、朝からパラパラと雨が降ったりやんだりとうっとうしい天気の月曜日となりました。今日も朝から来週からスタートするエクステリア工事の最終打ち合わせと契約、2件の駐車場舗装工事の再調査、アパレルメーカーのショールーム改装のご相談に伺ったりと、1日中ガッツリと建築実務に勤しみました。行く先々で工事はいつできるのか?との話になり、できるだけのご要望にお答えしますと生半可な返事を繰り返しました。年末が近づいてきたのをひしひしと感じます。工事のご依頼、またお付き合い頂きました皆様本日は誠に有り難うございました。

『千載一遇』

そんなドタバタの毎日ですが、昨日は実務を離れ大阪に出向いて学びの時間を持ちました。『千載一遇』と銘打たれた京都から始まり、但馬、奈良、大阪、伊丹とリレー方式で講演活動を開催されているベストセラー作家の喜多川泰さんの講演会で、我々大人が今一度、襟を正して若者に伝え、引き続いてもらうべき考え方や在り方を喜多川先生独特の世界観で聴かせていただきました。今回の大阪での講演会のテーマは「働くことで幸せになれるか」というもので、発売から10年近く経っても今でも発売当初と同じ様に売れ続けている「手紙屋」と言う喜多川泰さんの著書を元に2時間近くの熱のこもった講演で語りかけられ、問い掛けられました。以下に自分自身への備忘録を兼ねて講演内容まとめてみたいと思います。ちなみに、以前、娘にメッセージ付きでプレゼントした続編の紹介ブログはこちら→手紙屋〜蛍雪編〜

1%の努力で人生は変わる。

今回は今巷でも非常によく話題に上る「働き方」についての喜多川泰先生が思われるところをを話されて、私としては自分自身の体験も重なり共感する所が非常に多くありました。まず初めに、この「手紙屋」と言う本を読んで会社を辞めて起業した人が数多くあり、その原動力となったとされる、毎日無為に生きているふがいない自分から、使命を持って生き生きと働く自分に変える方法について言及されました。現代のほとんどの社会人は毎日忙しく暮らしており、劇的にある日突然大きな変革があるなどと言う事はまずあり得ません。ただ、毎日1%だけ自分を変革する時間を持つようになれば、人生は大きく変わると断言され、24時間のうちの1%(約15分)を自分の帰る時間にあてれば年月とともに大きな成長を見込めるとのこと、このブログは10年以上、筋トレやランニングはもう8年以上も続けている私としては、毎日の習慣の積み重ねで人生が変わるのを実感した経験則とぴったり当てはまる非常にわかりやすい理論だと思いました。

楽しむことを決めた人だけが楽しめる。

次に自己変革に取り組んだとしても日々の生活の中では様々な問題が起こり、解決できない難問にぶち当たります。人はそのために悩む苦しむのですが、それでも人生を前向きに楽しむことが非常に重要で、それは心の持ちよう1つにかかっているとの説。喜多川先生はフランスでの経験を引き合いに出し、観光地で擦りがいっぱいいる中、怪しげな人を予想して、スリに合わないように準備をするとともに、まるで闘牛場でのマタドールの様に華麗にスリを躱して楽しんだとご自身の経験を披露されておられました。楽しむことを決めたら、どの様なことが起こっても楽しめるというのは極論の様に感じますが、これから起こることを予想して、イメージを沸き立たせることが出来れば想定内の出来事は全て楽しむことが出来るかもしれません。要は想定の範囲を如何にして大きく広げることが出来るかが、人生を楽しめるか、思いも寄らない出来事に途方に暮れるかの差なのかもしれません。

損得勘定で生きる損。

今回の講演会のテーマであり、昨今巷でも大きく話題に取り上げられることが多い「働き方」については、我々大人が、次世代を担う若者や子供達に残せる財産だと言い切られ、働いた結果ではなく、そのプロセスである「働き方」を胸を張れるものにすることで、大きな価値を生み出すとのこと。そして、そこで重要なのは価値観であり、損得を基準として働いていれば、周りの人も全て損得勘定のみで動く様になり、ろくな世の中にならない、出来るだけ楽して稼げることを目指す人の周りにはそんな人ばかりが集まり、結局、自分も搾取の対象にならざるを得ない、そうではなく、自分の短所を認め、人の短所を自分の長所で補う様な働き方ができないか?と提言されました。
徳を積む、というと少し硬い言い方になりますが、人の助けになる、人に喜んで貰うことで「運」をポイントカードの様に貯めることができて、運は使い切るのではななくてたっぷり貯めた運を次の世代に残してこの世を去るくらいの感覚で人生を楽しめばどうかと、非常にわかりやすい、しかし含蓄の深い言い回しが印象に残っています。

「刻石流水」

最後の締めは「刻石流水」という仏教を出典とされる格言を引き合いに出されて、日々、自分自身の在り方を見つめ直す事の大切さを訴えられました。この4文字熟語は懸情流水 受恩刻石を短くしたもので 「情を懸けしは水に流し、 恩を受けしは石に刻むべし」と、つい、人にしてあげたことはいつまでも覚えていて、自分が受けた恩はすぐに忘れてしまいがちな私達に毎日、感謝の気持ちを持ち、一行だけでも良いので感謝日記をつけてみてはどうだろうか?との提言。いつものことですが、喜多川先生の講演は常に実践に移すことを指し示されます。定員200人に対して200人パンパンに詰めかけた講演会場ではほとんどの人が熱心にメモを取られており、ここに集まられた人が皆、感謝日記をつけて損得感情だけではない選択で、自分の長所を人の短所を補うことに使いながら日々働くことを決心されたとすれば、そしてそれを職場や家庭で人に伝え、影響が広がるならば日本はどんどん素晴らしい国へと変わっていくのではないか、なんて思いました。ちなみに、私は帰宅後、そんな喜多川先生の考え方を読みやすいストーリーの小説に散りばめられている書籍、「手紙屋」をお泊りに来ていた娘の同級生の女子大生にプレゼントしてみました。一つひとつの行動は小さくても、それが積み重なり繰り返されると大きな波紋が広がるかもしれない、なれば良いな、と願いながら。
今回も素晴らしい学びの時間を持てたこと、そのきっかけ、機会をくださった方々にに心から感謝します。ありがとうございました。

_____以下は告知です!_____

◆今年最後のオープンセミナー@仙台開催します。(残り10席になりました!)

職人起業塾@オープンセミナー@仙台「建築業における真実の瞬間」

日時:2018年12月6日木曜日 14:00〜17:00
会場:PARM-CITY131貸会議室 Room 5C
住所:〒980-0811 宮城県仙台市青葉区 一番町3−1−16
受講料:3000円(受付にて職人進化論。を見たと言って頂ければ無料)
定員20名、先着順。
申し込みFacebookイベントページ:https://www.facebook.com/events/736186536724033/
問い合わせ先:一般社団法人職人起業塾 〒650-0012 兵庫県神戸市中央区北長狭通5-2-19–503(MYU) Tel: (078)381-5884 メール:お申し込み/ オフィシャルページ:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/お申し込み/お問い合わせ/

原理原則系マーケティング理論を切り口に建築現場で働く実務者向けに全国5箇所で開催している現場マネジメント改革の研修の概論のセミナーと受講説明会。決して職人を独立起業させるための研修ではなく、現場実務者に経営者感覚を身につけてもらうボトムアップ式のカリキュラムです。職人、施工管理、リフォーム営業等の実務者が主体的に考える現場マネジメント改革を通して圧倒的な現場品質向上、コミュニケーション不全の解消、顧客満足を達成し、成果に結びつける仕組みを作る事で外部環境に左右されない工務店、リフォーム会社の持続的なビジネスモデルへのシフトを目指してもらえます。理論を現場で実践する事に特化したセミナー、研修講座です。

申し込みFacebookイベントページ:https://www.facebook.com/events/736186536724033/

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(俺の)破天荒フェニックス

平成30年11月8日晴れのち曇り

結果、alright!

昨日に行き続き今日も神戸は快晴。秋らしい気持ちの良い天気となりました。今日の午前中はこのところすっかりサボっていた農業研修で畑にスタッフと一緒に行こうと思っておりましたが、アイドル犬チャックのお散歩してる間にまさかの置いてけぼりをくらい、しょうがなしに諦めてデスクワークに励みました。昼からは来客や打ち合わせの予定がびっしりと詰まっていたので、少しでも溜まっている仕事を片付けれたのは結果的には良い選択だったように思います。ただ、農業研修の指導を行ってもらっているギャルファームさんにはトライアルウィークで中学生が働きに来ていたとのことで、残念ながら地域の未来を担っていく少年たちとの交流はできませんでしたが、夜勤明けにもかかわらず畑に行ったたくみがコミニュケーションをとっていたようですし、おっさんが行くよりかえってよかったかもしれません。人生、結果オーライやん。(笑)

破天荒フェニックス

さて、お題目は最近熱心に読んでいた書籍のご紹介。誰に勧められたのかがはっきりとしませんが、とにかく読むべきだよと、どなたかにお勧めされて素直に手に取った一冊です。あらすじは20代の若き起業家がつぶれかけの眼鏡チェーン店を買い取り、幾多の苦難を乗り越えて年間売り上げ100億円を超す日本を代表するグローバルなアイウエアチェーン店として再生を果たした物語で、血沸き肉踊る系の物語ではありませんが、我々起業した者にとっては自分自身の厳しくきつかった記憶が重なり、のめり込むようにストーリーに引き込まれてしまいました。経営者にはぜひ、また、起業を目指す人も目指さない人も、中小企業に勤められてる方はぜひとも読んでいただきたいと思える本でした。

沈没しかけの船に乗り込んだ話

若干のネタバレになりますが、もう少しあらすじをご紹介しておくと、著者であり主人公のオンデーズ代表取締役社長田中修治さんが、売り上げ20億円、負債14億円と債務超過に陥り絶対に倒産すると言われたオンデーズを買い取って全国の販売店の現場の意識改革からスタートし、ギリギリの収益での価格破壊のオープンセールに活路を見出し、その後安売り店からの脱出を目指して商品開発に取り組み、さらに眼鏡業界の暗部といっても過言でなかったレンズのアップセルによる収益構造を見直して、ワンプライスと言うユーザー目線に立ったわかりやすい、シンプルで公正明大な価格設定への切り替え、そしてシンガポール、台湾の海外進出を成功させて営業利益の黒字化に成功、銀行との取引正常化を果たして見事つぶれかけのオンデーズを再生させた。という小説仕立ての実際の企業再生物語です。

脂汗が出るあの感覚。

このドキュメンタリー?小説を読んで、私は何度もジリジリと胸の奥の方が焦げる様な、もう15年以上前の昔に感じていた、視界が狭くなり目の前が真っ暗になり、呼吸が浅くなる切羽詰まった感覚を何度も繰り返し思い出しました。それは、自分自身も一時、勢いだけで事業を拡大し、いくらでも貸しますよ、と調子よく銀行の担当者に言われてその気になり、自社ビル建設に売り上げ規模に分不相応な多額の設備投資を行った時の事です。自社が建築会社だけに本社社屋も当然の如く自分達の手で作った訳ですが、大体、建築屋と言うのは、お客様の工事を優先して自社物件は後回しにしてしまいがちです。私たちもその例に漏れず、挙句、最後は突貫工事になり自社ビルの工事が佳境に入った数ヶ月間の売り上げが落ち込んで本社竣工の数ヶ月後にキャッシュフローがショートしそうになってしまいそうになったのです。

無知は罪。

その当時、経営者と言うよりはまだ職人の延長線上で親方然としていた私は、全く財務に関する知識を持っておらず、決算書の読み込みや経営計画の策定、資金繰り表の更新さえも全く行っていませんでしたし、やり方もその必要性さえも理解できていませんでした。。今振り返ると恥ずかしくて冷や汗が出てきますが、本当に行き当たりバッタリの経営を行なっており、売り上げをどのように作り続けるのかさえ、明確な指針も持っていませんでした。経営者として完全に失格です。それでも、下請け主体の業態を何とかして元請け化へと転換を果たし、大手にぶら下がる不安定極まりない状態から抜け出すには、創業時に立ち上げた倉庫兼事務所の小さな場所ではお客様に来てもらうことも出来ないし、大手リフォーム会社や同業者と比べられた時マトモに戦えない、来店型の店舗式の事務所を出さなければ、先はジリ貧でやがて行き詰まること程度は分かっており、後先考えずに勢いだけで本社社屋の建設、移転を目指したのでした。今考えるとほんとにバカでした。

かくなる上は死んで詫びるしかない。

一応、事業計画を立ててはおりましたが、それは銀行融資の必要書類のひとつくらいの軽い感じで作ったモノで、リアリティーは0。まず始めに綻びが出たのは自社社屋建設の工事期間中の売り上げの低下でした。予定していた竣工日が近づいて、事務所移転に間に合わない!となり、他の現場の予定を入れないようにしてすみれの工務メンバー総出で工事を進めた結果、事務所移転にには間に合いましたが、2か月くらいの売り上げが無くなってしまってました。私は慌てて銀行に運転資金の借り入れを申し込みましたが、社屋取得による借入金の増加により、それまで無借金経営だった決算書が一気に評点が下がり、どこに頼んでも融資を断られたのでした。しかも、借入金の返済は始まり、予定していたテナントは入らないと、想定していなかった三重苦の厳しい現実に向かい合う事になりました。「破天荒フェニックス」の中で田中社長が資金ショートで破綻して社員や取引先に迷惑をかけられないので、ビルから飛び降りて生命保険の保険金で何とかしようと考えるシーンがありましたが、正直に言うと、恥ずかしながら私も全く同じ様に考えたことがあります。

結局、感謝しかない。

この本には、オンデーズが一か八かをかけたナイフの刃先を歩く様なギリギリの選択で幾度も迫るピンチを乗り越える、すると、また次の大きな問題が発生してどん底にたたき落とされそうになるも地獄の釜の淵に手が掛かって生き残るというエピソードが繰り返され、構造改革、事業拡大、設備投資、資金ショート、資金調達で何とか乗り切る。それを繰り返して最後は創業者が残していった債務超過を解消するまでの赤裸々な経営者の苦悩が描かれておりました。私も銀行からそっぽを向かれて破綻する、と覚悟を決めた時に新社屋のオープニングセールで多くの人が集まってくれ、今まで見たこともないような売り上げをその月にあげることができたおかげで首の皮1枚で生き残り、その後も悪徳リフォーム事件や耐震偽装事件、リーマンショックなど様々な外部環境に振り回されながらもPDCAと言うにはあまりにも厳しいサイクルを回してなんとか現在があります。そして、起業して20年近く事業を継続できているのは、この本の最後にもありましたが、たくさんの人に支えられ何とかやって来れたというしかありません。ご縁に心から感謝するばかりです。私の場合はそんな自分自身の体験を重ねて読んだ事もありますが、とにかく一読をするに値する素晴らしく面白い本です。超絶ご一読を お勧めします。(^ ^)

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「知見の収納庫」とそれを支える聖地巡礼@伊丹

平成30年10月8日体育の日晴れ

建設業に旗日なし

1週間ほど前までは台風25号の直撃でまたもや3連休が台無しになると天気予報で伝えられ、心を重くしておりましたが、蓋を分けてみると土曜日に少し雨がぱらついた位で神戸ではほとんど影響がなく、絶好の行楽日和の3連休、体育の日となりました。と言いつつも、「建設業に旗日なし」と教えられた(今、口にするとブラック企業と切り捨てられる、笑)私には休日はあまり関係なく三日間ともがっつり仕事で、今日も朝からリフォームの相談を受けて現場調査に伺い、昼からは損保会社の南迫さんから依頼された屋根の点検や、不動産会社の松前さんから問い合わせを受けた雨漏りの調査と朝から晩まで走りまわる1日となりました。ま、そもそもすみれ事務所は完全に平常営業です。(笑)

走る副産物。

そんな建築実務に追われる忙しい1日を過ごしながらも、限りある時間をなんとか有効活用して、心と身体の状態管理に対する時間は確保するようにしており、朝は6時前に起きだして出勤前にいつもの太山寺までの12キロランニングで汗をかき、基礎代謝を1週間分あげておきました。1週間に1度、10キロメートル程度走るのは基本的に身体の状態を整えて体調と体重を管理するのが目的の中心ですが、私の場合は走りながら1週間にあった出来事を振り返り、ぼんやりと問題点を洗い出して深掘りしてみたり、解決策を考えたりする時間でもあり、思いもしなかった解決のヒントや新たなアイデアが降ってきたりして意外に精神的なケアにもなっています。

概念の体感。

世の中、外部環境が急激な変化を遂げている今の時代、私たちのような中小企業はじっと立ち止まって考えるほどの時間的な余裕は無く、常に走りながら社内外の状態を整えなければなりません。それはゆっくりと座り込んで考えるのではなく動き回りながら策を練るということであり、もう少し粒度を荒くすると「走りながら考える」という概念になります。それを単なる概念としてとらえるのでは無く、体感として感じる事が出来るのが、1週間に1度、トレーニングのために頭を空っぽにしてひとりっきりで走る時間であり、私のような常に時間に追われている経営者には非常に貴重でかつ重要な時間でないかと思うのです。原理原則の理解のために畑に行って種を蒔き、手入れをして育てたものを収穫するすみれで行なっている農業研修と同じ理屈ですね。

聖地巡礼。

昼から伊丹にて屋根の調査を終えた後、以前から一度行かねばなるまい。と思っていた伊丹駅前の有名書店、ブックランドフレンズさんに立ち寄りました。この書店は人気小説家の喜多川泰さんが「福に憑かれた男」という小説の題材にされたお店であり、少人数グループで不定期に開催している「喜多川泰ファンの集い」のリーダーである杉哲さんとのご縁で私が書籍「職人起業塾」を上梓した際も本棚に並べてくださっておりました。(先日重版されたのに売り切れたままでしたが、、)以前このブログでも「福に憑かれた男」を紹介しておりますが、非常に素晴らしい小説で原理原則系マーケティング理論の入門書として私が主催しているマーケティングの勉強会「職人起業塾」でも塾生さん達に強くお勧めしています。私のオススメブログはこちら→福に憑かれた男

本が人生を変える。

実は私、朝、経営者の息子として生まれ、幼い時から本に親しんで育ち、子供の頃からずっと父親の経営する本屋でアルバイトをしてお小遣いを稼いでおりました。三つ子の魂なんとやら、といますがいまだに子供の頃から本漬けだった影響は私の中に色濃く残っており、50歳にもなっても何か事あるごとに本屋に行っては問題解決や新しいアイデアのヒントになるような本を探し、主に先人の教えに学ぼうとしてしまいます。実際、ろくに学校にも行っていない私が何とか経営者としてやってこれてるのは、「7つの習慣」や「ハイパワーマーケティング」といった原理原則系のマーケティング理論をひもといた書籍に出会って、それを愚直に実践したからといっても過言ではありません。

書店の存在意義。

上にも「中小企業は走りながら考えなければならない」と書きましたが、考えるとは、即ち「策を立てる」と言うことであり、無策のまま突き進むほど危なっかしくて無駄が多いものはないと思っていて、考えるのは成功するイメージであり具体的に何をいつどうするかと言う「策」に他なりません。そして、策を立てるために絶対的に必要なのは「知識と経験」であるにも拘らず、人間1人が生きていく中で身に付ける知識も実際の経験も大して多くはありません。ヒントは異業種にあり、と言われますが、今の自分と全く接点を持たない考え方や事例に触れることは稀な分貴重です。それを補完し、増幅させて「知識、知見の収納箱」の引き出しを充実させ、人としての力を蓄えさせてくれるのが書籍だと思うのです。イマドキは本を購入するのにネットを利用するのが多くというか、主流になっておりますが、書店の本棚で見てその題名にインスピレーションを受けて触れて、感じて、受けるご縁はインターネットの世界には絶対にないと思っていて、(脱Amazon運動を行なっている理由の一つですが、)その意味で本屋さんの存在意義は非常に大きいと思っています。

恥ずかしい過去の選択。

しかし、私は21歳の時に書店を経営する父親から「会社の跡を継がへんか?」と聞かれ、一も二もなく即決で断り、結局、まったく畑違いの建築の道へと進みました。その時私が頑なに書店経営の事業継承を辞した理由は、本を読む人口が急激かつ、圧倒的に減っていることと、街のちっちゃな本屋では大手チェーン店との競争に勝ち残っていけないからと言う事でした。しかし、実際にその様な逆境を跳ね返し、小さいながらも強みを磨き、立派に生き残っておられるのが伊丹駅前にあるブックフレンドさんです。「福に憑かれた男」を読んだ時、喜多川泰さんの講演会に書籍販売でブックフレンドの店長さんがこられているのを見た時、逆境から逃げ出した自分の事を思い出し、今も恥かしい様な、ほろ苦い気持ちになってしまっておりました。

読書とはメタファーを知見の収納箱に取り込む事。

今日初めて聖地巡礼に行き、店長さんオススメの本を片っ端(←大げさ)から買いながら感じたのは、私が21歳で書店経営継承の道を閉ざしたのは、自分に知識と経験が無かったからであり、もう少し「策」を練る実力(知識と経験の収納庫)があれば潰れかけの書店の再生という困難にもチャレンジしたのかも、という事でした。要するに、読書量が足らなかった、若しくは素晴らしい本は数多く読んでいたにも拘らず、表面のストーリーだけを薄っぺらく楽しんで、著者が伝えたいと考えている概念、メタファーを考える事をしていなかったからだと一人で納得してしまいました。過ぎた事はしょうがない、今後、同じ過ちを繰り返さない様に未来に向けて先人、偉人の知見の間接体験を通して実力(知識と経験の収納庫)を身につける事ができる様にこれからも毎日の読書習慣に励もうと思います。そんなこんなで、伊丹駅にいかれた際は是非、ブックランドフレンズに立ち寄られることを超絶オススメします。(笑)

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久しぶりに建築設計、店舗デザイン、リフォーム・リノベーションプランナー及びアシスタント大々的に募集しています。
建築を通して地域の方々に快適と安心を届けたい(のを手伝いたい!)という方、お気軽に応募してください!リクルートページはこちら→https://www.indeedjobs.com/有限会社すみれ建築工房/jobs

蝦夷の棟梁に学ぶデジタル時代の生き残り戦略

平成30年7月11日快晴のち曇り

俺たちにできること。

水曜日。すみれ事務所は定休日で私はいつもの朝活の日。今朝も張り切って夜明けとともに起き出して早朝からビジネスミーティングに参加、その後はお客様宅に建て替えのプレゼンテーションに伺ったり、昼からは但馬の古民家再生プロジェクトの(掃除と修繕と)会議に出席したり夜は書道のお稽古と1日中アクティブに動き回りました。神戸もやっと梅雨が明けたようで、爽やかな晴天の日が続きますが、日を追うごとに西日本を襲った先週末の豪雨の被害が明らかになってきて、今更ながら目を覆いたくなるようなその惨状に心を痛めております。すみれの工務部スタッフもお客様先の雨漏りの調査や応急処置に走り回っておりますが、神戸の被害など広島や岡山に比べるとかわいいものだったのだと認識して、自分なりの被災地への支援の方法を探ろうと思います。未だ行方不明者の捜索が続く地域の皆様には心からお見舞い申し上げます。

おっさんだらけの誕生日会。

話は変わって、昨夜はTOTOリモデルクラブ西神店会の定例会に参加して、その後いつもの居酒屋での懇親会に流れました。なぜか、この定例会の日に私の誕生日が重なることが多く、昨日も同業種のおっさん達に囲まれて(半ば無理やりですが、笑)食事を皆さんにご馳走になり、51回目の誕生日を祝っていただきました。メンバーの皆様、ありがとうございました。ゴチになりました。(笑)

高橋克彦ブーム、ホットです!

その席上で、隣の席に、私に高橋克彦さんの小説を勧めてくれた岡橋社長が座っていたこともあり、東北の歴史とそこに生きた武将に学ぶリーダーシップ論的な話で随分と盛り上がりました。私の周りでは最近、東北の英雄阿弖流為を主人公とした「火怨」を読まれている方が急激に増えておりますが、私もつい先日、高橋克彦さんの陸奥三部作に続いで出版された4部作目の「風の陣」全5巻を読了したところで、今は歴史ものではなく長編伝奇小説と呼ばれるジャンルの「竜の柩」の(これまた)全5巻に取り組んでいるところでして、まだまだ私の中では高橋克彦ブームはホットなまま継続しています。

読まずに死ねるか!的なオススメ本。

高橋克彦さんが描かれた奈良時代から戦国時代の終わりまでの長きにわたって繰り返され、結局は支配されることになった中央集権国家からの侵略に抵抗し続けてきた蝦夷の武将の物語を乱暴かつ超簡単に言い表すと、絶対に勝てるはずのない戦いに挑む、最も厳しい条件下にあるリーダーの物語であり、究極のリーダーシップとは何か?を考えさせられるリーダーの苦悩の記録であり、普段あまり考えることのない厳しいテーマに向き合うきっかけを与えてくれる教材だと思っています。なので、経営者や経営幹部、それ以外でもリーダーシップを発揮すべき人には、のべつまくなしにお勧めしています。(笑)

俯瞰する目と策の立案。

この4つの物語に共通しているのは、リーダーは最終的に自分の首を差し出し、死を賭して民を守る。という「あり方」です。リーダーの犠牲の上に東北に住む民は大和民族に蹂躙されることも皆殺しにされることもなく後世に生き延びて来たことを考えれば、結果的には蝦夷の心は死に絶えることなく脈々と受け継がれるわけで、その意味においては蝦夷は中央集権国家との戦いに決して負けたわけではないと言えるかもしれません。このような結果を生み出したのは蝦夷の棟梁たちのあり方、覚悟と決意はもちろんですが、周到で、かつ長期的な視野に立った「策」がありました。これらの小説を読んでリーダーたる者の資質には目先だけに踊らされることのない長い目で見た着地点や出口を見つけられる目とそれを実行する「策」の立案が不可欠だと思い知らされました。すみれのリーダー達にも是が非でもこれらの小説を読んで見習ってもらいたいものです。

陸奥4部作が教えてくれる生き残り戦略

「風の陣」「火怨」「炎立つ」「天を衝く」と高橋克彦さんの陸奥4部作を通読して気づかされた長期的視野と最終的に勝てる策を練ること、そしてそれを実行する力を蓄える事の重要さは、私達が生きる21世紀のハイテクノロジーの時代になっても今も変わらず必要なのではないかと思った次第で、考えても見れば、GoogleやAmazon等の巨大グローバル企業が世界中を席巻し、ポータルサイトでの圧倒的な集客力を背景にエンドユーザーに直接アプローチして市場を独占している現状は舞台と規模は違えど古の大和朝廷と蝦夷の関係と似ていると言えるのでは無いでしょうか。私達の様な地域に根ざした中小零細企業がグローバル企業に真っ向から戦っても負ける事は決まっていて、しかし、デジタル化の波は容赦なく迫っており、特に若い世代は情報は何でもインターネットで取得し、毎日の様にAmazonで買った商品が届きます。街の本屋さんは次々に駆逐されていますが、それはあらゆる業種、業態に及ぶ可能性は決して低くありません。私達は今こそ策を練り、これからの本格的なデジタル革命の時代での生き残りを考え無ければなりません、その答えのヒントが陸奥4部作に隠されていると思うのです。とにかく、超絶オススメしますのでリーダーシップを発揮しなければならない方は是非手にとってみてください!

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◆オープンセミナー@大阪 totoリモデルクラブ主催「ポスト平成の生き残り戦略」

日時:平成30年8月9日(木)14時受付開始 14時30分~18時30分
場所:TOTO大阪ショールーム(セミナールーム)
大阪府大阪市北区角田町8-1 梅田阪急ビルオフィスタワー20階
費用:参加費:3,000円 懇親会費:5,000円
※TOTOリモデルクラブ店会 会員は参加費無料
主催:TOTOリモデルクラブ西神店会  共催:(一社)職人起業塾

「現場力強化で未来の売り上げを創る」
マーケティング理論を切り口に職人、現場管理者など現場実務者向けに経営者感覚を落とし込み、現場マネジメント改善、顧客満足向上から質の高い集客、利益確保を目指す人材育成プログラム『職人起業塾』の総論のセミナーと研修内容の説明会です。「ポスト平成の生き残り戦略」というテーマで最新のマーケティング事例の紹介と共にすぐにでも取りかかれる顧客接点強化の事案を紹介します。また、建設業ではあまり活用されていない厚生労働省の助成金利用(人材開発支援助成金、キャリアアップ助成金等)の実務面を社労士からわかりやすくご紹介します。

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【第13期】職人起業塾@大阪 2018年11月16日開講(先行募集開始しました)

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無人ホテルと夢を売る男。

平成30年5月10日晴れ

無人ホテルに泊まってみた。

今日は爽やかな青空が広がる京都の東寺近くのゲストハウスからスタート。高騰していた京都のホテルはゲストハウスが乱立?したせいで随分と価格が下がり、今では大阪よりも安価になっています。私の場合、いつも夜中遅くまで人と会い、ホテルではただ眠るだけなので今回は試しにと思い、八条口近くの激安インバウンド向けのゲストハウスに部屋をとってみました。当然、予約はネット上の宿泊サイト、事前のカード決済は別に珍しくも何ともありませんが、衝撃だったのはホテルのエントランスに入る時点でパスワードが必要で、中に入ってチェックインも無人でタブレットで部屋番号を教えられ、鍵もなしで部屋に入るのもパスワード。完全に無人のホテルになっていたこと。部屋に入るとベッドもそこそこ広く、洗濯機もあって清潔な印象で、キッチンから洗濯機まで完備されているという長期滞在にはもってこいの充実ぶりでした。すぐ隣の新・都ホテルの30%程度の価格で泊まれるのは大満足の内容で、私の様な出張族の強い味方になると思いました、無人ホテル、恐るべし、です。

(建築業界で)ベストセラー作家とのご縁。

昨夜は全国でセミナーイベントを一緒に回らせてもらっていたHAS(ハウジング・アクティブ・ソリューション)のメンバーさん達との会食でしたが、ゲスト?として関東から、工務店業界で非常に話題になった書籍「かわいい部下にはハシを持たせろ」の著者である官谷氏がお越しになられており、是非一度お会いして話を聞いてみたいと以前から私が言っていたのを聞いたメンバーさんが誘ってくださいました。官谷氏は私が新建ハウジング・プラスワンという雑誌で連載をしていたのと同じ時期に「チェックメイト・セールス」というタイトルで連載をされており、私たちがすみれプロジェクトなる社員と協力業者さん達が集まった会議の目標設定に使っている8マス×8マスのマンダラチャートで住宅営業に必要なタスクをわかりやすく整理しながら解説をしておられ、私とよく似た思考というか、志向の人がおられるものだと随分目から興味を持っておりました。

大工出身のコンサルタント。

昨年、工務店経営者の仲間内で非常に素晴らしい本だと話題になった書籍「かわいい部下にはハシを持たせろ」に興味を持って手にしてみると、その著者が上述の新建ハウジングで同時期に連載をされていた官谷さんで、大工上がりのほぼ同じ年の工務店経営者から現在は住宅営業に特化したコンサルタントに転身されたという経歴を知ってさらに興味を深めていた次第で、いつかお会いしてお話を聞いてみたいと思っていたのが、今回ことの外思いの外早く、簡単に実現した形です。今回は仕事の話以外の方が多く、そのせいで?大いに盛り上がりましたが、今回のご縁に感謝して、今後ともお付き合いをさせて頂きたいと思います。官谷さん、HASメンバーのみなさま、Y社長、この度は本当に楽しい時間をご一緒させて頂きましてありがとうございました。ご縁に心から感謝申し上げますと共に今後とも引き続きよろしくお願い致します。
官谷さんの本を読んだ感想→かわいい部下にはハシを持たせよ。

夢を売る男

昨日、今日と関西一円をくるくると移動しながら移動時間の友としてに手にしていたのは本屋大賞を受賞した「海賊と呼ばれた男」で一躍時の人となり、その後も次々と話題作を発表し続けている百田尚樹氏の「夢を売る男」です。百田氏は放送作家から人気小説家への華麗な転身を果たされてメディアの裏方から表舞台に出てこられてから、その歯に布を着せぬ物言いが度々物議を醸してきましたが、小説は彼の思想や人格云々とは関係がなく、本当に素晴らしいと思っていて、今回も出版業界のタブーをあぶり出す非常にチャレンジングなテーマに深く切り込みつつもエンタメだとご自身が言われる通り、楽しみながら一気に読めてしまう一冊でした。それにしても、作中でご自身のことを「元テレビ屋の百田何某みたいに、毎日、全然違うメニューを出すような作家も問題だがな」「まあ、直に消える作家だ」と、自嘲とも自負とも取れる文章で書かれておられましたが、毎回全く時代背景もジャンルも違う小説を臨場感たっぷりに書き上げるその情報収集力というか、綿密な調査をされるモチベーションには本当に驚かされます。凄いと素直に感心してしまいます。
以前書いた「海賊と呼ばれた男」の感想文→心に刻む日章丸事件。

◆あらすじ◆
敏腕編集者・牛河原勘治の働く丸栄社には、本の出版を夢見る人間が集まってくる。
自らの輝かしい人生の記録を残したい団塊世代の男、スティーブ・ジョブズのような大物になりたいフリーター、ベストセラー作家になってママ友たちを見返してやりたい主婦……。
牛河原が彼らに持ちかけるジョイント・プレス方式とは――。
現代人のふくれあがった自意識といびつな欲望を鋭く切り取った問題作。

経済なき道徳は寝言である。

この小説は日本人の本離れが顕著になって久しいと言われる現代において、収益が取れなくなっている出版業界の抱える深い闇に切り込み、出版社主催の文学賞、新人賞と言ったコンテストで素人の作品を集め、応募してきた作品を言葉たくみに持ち上げて著者に高い費用を負担させて出版することで収益を上げるという本来の出版社のあるべき姿ではない様なビジネスで右肩上がりの成長を続ける詐欺まがいの会社の編集長を主人公に、その会社のやり方を真似て同じ様なモデルでも守るべき一線を超えて、出版部数を誤魔化したり、書店への配本をしないなど、本物の詐欺を働いて急成長するライバル会社を罠にかけて陥れ、倒産させるという、正義のヒーローとは程遠い清濁飲み込む人物を中心に、小説家、そして本を出版したいと思う素人そして出版業界全体に対する挑戦状を叩きつける様なドキドキする様なストーリーで二宮尊徳翁が言った「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である。」の至言を見事に表されていると思います。その部分ではマーケティングの書とも言えるかもしれません。強くオススメします。

自戒の書とします。(笑)

私自身も書籍を出版している身として、この小説のテーマはまあまあ衝撃的で、私の場合は自費出版ではなく商業出版として上梓しましたが、それでも最低限の販売数を担保しなければならないと、初版の時も重版の際も100冊単位である程度の冊数を著者購入しています。ま、私の場合は小説ではなく研修のテキスト本として出版したので、研修に参加される受講生にテキストとして配ったり、講演の際に販売することで一年で数百冊は売れることが決まっておりそこは問題ではありませんが、これが小説となるとそんな訳には行きません。実は本屋の倅として育ち、子供の頃からずっと小説に親しんできた私としては、(一度本を出版した経験もあるし、)いつかマーケティングの実務書ではなく、理論を物語に練りこんだ小説を書いてみたいと以前から思っており、「夢を売る男」の主人公のぼったくり編集長に引っかかるカモ達と同じ様な想いを持っているのを見透かされ、言い当てられた様な気分になり、ゾッとしてしまいました。今の所は(誰に読まれるでもないクズの様な)小説を書いたりする時間はないのですが、もう少し仕事が落ち着いた時には気をつけたいと思います。(笑)

今日のアタリマエ

  • 京都のゲストハウスビジネスは大きく進化している
  • 無人ホテルに泊まるとコストダウンできた理由が明らか過ぎて納得
  • 人の仕事の8割がAIに変わるのはあながち大げさでないかも知れない
  • サービスを磨くのではなく、ニーズを汲み取る方がビジネスになる
  • インターネット上で使われている言語で一番多いのは日本語
  • ブログの発信が世界一多いのは日本人の持つ潜在的なニーズを表している
  • 本を出版してみたいというニーズは年々高まっているらしい
  • 読まれるべきことを書くか、書くべきことを行う意識を持って生きるべき

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いよいよ来週開催!職人起業塾 福岡 2018オープンセミナー「ポスト平成の歩き方」

日時:平成 30年5月17日(水) 15時~18時
会場 :エイムアテイン博多駅前貸会議室 5F
福岡市博多区博多駅前3-25-24
八百治ビル5F https://aimattain.jp/pg330.html
参加費:3000円/人
※セミナー後、懇親会を開催します、是非ご参加ください。(費用別途)

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一般社団法人職人起業塾からのお知らせ。

ボトムアップ式実践型現場マネジメント厚生労働大臣認定研修入塾説明会絶賛申し込み受付中!

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□今期の仙台、東京オープンセミナーは終了しました。研修へのお問い合わせ、お申し込みはこちらから。

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炎立つ。

5月1日 快晴

GW谷間の御朔日。

今朝は雲ひとつない最高の天気の東京で目を覚ましました。GWの谷間の平日ということで、もったいないなーと思いつつ、昨日の建設職人甲子園全国大会の余韻と若干の疲れ?を引きずりながら早々に帰神して事務所にてデスクワークと少しゆっくり目の御朔日参り、クライアントにお越し頂いての担当者を集めてのミーティングと、GWに浮かれた世間様と全く関係がない1日を過ごしました。と言いつつも、新幹線の中では歴史小説に熱心に読みふけり、日常と離れた悠久の歴史に想いを馳せる楽しい時間を過ごすことが出来ました。長距離の移動も悪くないものです。

長編小説に取り組む楽しみ。

今回、読了したのはこのところどハマりにハマっていた高橋夏彦氏の陸奥三部作の最終作、全5巻の長編大作であり、NHKの大河ドラマにもなったことで有名で、ご存知の方も多い「炎立つ」です。全5巻の長編小説というと、坂の上の雲や、国盗り物語といった司馬遼太郎の戦国時代、幕末を描いた小説を読んでいた頃以来のなかなかのボリュームの大作で、まさしく大河の流れの如く、陸奥の英雄達が何代にも渡って国と民を守り続けた何百年にもわたる歴史を壮大に描かれた歴史伝奇小説でした。1冊を読み終えるごとに、次の巻を手に取るのがワクワクする楽しさと、物語の終りが近づいてくる寂しさは子供の頃に読みふけった山岡荘八の「徳川家康」や「織田信長」を彷彿とさせ、久しぶりに長編小説の読み応えを楽しむことが出来ました。

炎立つ

炎立つ

男子かくあるべき。

高橋克彦さんの小説にはまるようになったきっかけは、同年代の経営者仲間の中で特に読書家として知られるO社長が蝦夷の伝説の勇者として名高いアテルイの生涯を描いた「火怨」に号泣したとその素晴らしさを教えてくれたのがきっかけで、興味を持ってその本を読んでみると電車の中では読めないほど私も何度も号泣、男の生き様とはかくあるべきと言う熱いメッセージを発せられる高橋克彦さんの世界観にどっぷりと傾倒する様になったのが始まりです。

武将といえば九戸政実。

アテルイの物語があまりにも感動的だったので、続いて東北を舞台に書かれている「みちのく三部作」を全て攻略しようと、今回読了した「炎立つ」とともに、いまだに東北の人たちが興奮してその名を語る豊臣秀吉に喧嘩を売った男として有名な九戸政実を主人公にした「天を衝く」を購入してそちらを先に読了、奇しくもその本を読んでいるのと時を合わせて仙台へ出張することが重なり、東北の人々と豊臣秀吉の天下統一は小田原の北条攻めではなく、その後の奥州討伐だったという九戸政実談義に花を咲かせることができてとても喜んだ次第です。未だに蝦夷のヒーローは東北の人の心の中に生きているのだと感じました。

炎立つ

今回ご紹介する「炎立つ」は日本の武士の源流とも言われる坂上田村麻呂が征夷大将軍に任じられられた時代の阿弖流為と、上述の九戸政実との間の時代で、朝廷から政を移管して武家政治を敷くことを実現、鎌倉幕府を開いた源頼朝に至る源頼義、源義家の源氏が朝廷による公家政治の中で武家の棟梁としてその地位を確立する時代であり、その時代の変遷を中央政権から遠く離れ、俘囚と蔑まれながらも光の国と言われる豊かで、穏やかな国を作り上げた安倍頼良、安倍貞任、そして朝廷に仕えながらも蝦夷の大義に共感、呼応してその身を蝦夷に捧げて中尊寺金色堂に現される奥州藤原氏の隆盛へとつながる藤原経清からの130年にも渡る物語です。これまで、蝦夷からの視点で日本の歴史を見たことなどなかった私にとってはまさに目から鱗ですが、最終的には絶対に勝ち得ない強大な敵に対して、誇りと信義と自分達の存在価値を模索し、守りきった物語は正に名作と言って過言でないと思います。本当に感動の連続でした。

その責は我にこそあり。

あまり詳細を書くとネタバレになってしまうし、これから陸奥三部作に取り組まれる方にガッカリされるのも本意ではないので詳しくは略しますが、この長編歴史伝奇小説を読んで私は非常に大きな影響を受けました。そもそも、影響を受けやすいタチだし、歴史上の英雄(特に織田信長ですが、、)に憧れてこれまでも生きてきた部分が多々あるのですが、この度は普段の生活の中に高橋克彦さんの世界観をすっかり取り込んでしまいました。それは口癖というか、すぐに口を衝いて出る程で、仕事上のスタッフとのやり取りにも色濃く反映されています。その世界観とはズバリ、男の生き様です。安倍貞任、藤原経清、藤原泰衡、源義家、源義経と作品の中に出てくる英雄達は口を揃えてすぐに「その責は我にこそある。」と発生する困難な問題の責任を全て一身に背負おうとします。その男としての器量を見せられ、部下が、敵が、民がこぞって指導者の意思を汲み取り、志に共感し、大義に胸を震わすエピソードが繰り返し描かれます。正に男子かくあるべき。です。

人にこそ国がある。

現代の限りなく平和な時代においても、人の上に立つリーダーとしてのあり方を強烈に指し示してくれる本書は薄っぺらいリーダー論を説いたビジネス書とは比べ物にならないほどの示唆を私たちに与えてくれました。また、巻末に源頼朝の奥州征伐にあって日本最強と謳われていた15万にも及ぶ騎馬軍を解体して戦をせずに自らの首を差し出して蝦夷の町と民を救った藤原泰衡が残した「人にこそ国がある。」という言葉は、上杉鷹山の伝国の辞の価値観であり、現代の私たちが取り組む在り方から始めるマーケティング論と根幹を同じくします。そのまま現代企業においても通じる原理原則をその命を持って体現し、後世に残したと言っても過言でなく、私達も今一度、「その責は我にこそある」と他責を廃し、自らの器量を示すことが何よりも重要なのではないかと感じ入った次第です。私たちがその身を律して次世代を担うリーダーにこそ伝えねばならぬ。と決意を新たにさせられる名著でした。心からご一読をオススメします!

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一般社団法人職人起業塾からのお知らせ。

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お待たせしました!書籍「職人起業塾」第2刷 絶賛発売開始。

平成30年2月17日晴れのち曇り

淡路島とUXD

雲1つない気持ちいい晴天となった神戸。淡路島にあるお客様の別荘に打ち合わせに行くのにはもってこいのドライブ日和と喜びましたが、いざ高速道路を走り出し、明石海峡大橋を渡ると厚い雲が立ち込めて雨が降り出しました。せっかく上機嫌で走っていたのに。。
ま、遊びに行くわけではないので別に良いのですが、、(笑)

淡路島の打ち合わせを終えて帰神した後は、昨日に引き続き大阪へと移動、2年前から熱心に学び続けているUXデザインのセミナーに参加しました。マーケティングは「モノ」から「コト」と言れて、一般的な考え方になって久しいですが、顧客が自分では気づいてもいない「まだ見ぬ素晴らしい体験」を私たちは提案するべき段階に入ってきており、それを考案する入り口としてUX (ユーザエクスペリエンス=顧客体験)をデザインすると言う概念がこれからの建築業界には絶対に必要だと思っています。フルオーダーの注文住宅を作る建築会社として、建売住宅や企画住宅の対局になる設計手法を何とか確立したいと奮闘しておりまして、今日のセミナーもこれまで2年間学んできたUXDの概念を俯瞰して振り返る非常に良い機会になりました。講師を務められたワラさん、徳見さん、ありがとうございました。感謝します。

書籍職人起業塾再販開始!

話は変わって、お題目は一般社団法人職人起業塾のfacebookページでお詫び文を掲載しておりました、昨年末から加筆修正に非常に時間がかかり、延び延びになっていた書籍「職人起業塾」の第2刷の重版、発売再開のお知らせです。3ヶ月ほど前から書店はおろかアマゾンでも完全に売り切れ状態になっており、中古本が最高10,000円以上もの高額な値段になって売り出されており、さすがに気軽に買ってくださいとは言えない状況になってしまってました。全国で展開している職人起業塾15回コースの研修のテキスト本と言う位置づけで受講生に配布していたのも滞る始末になっておりましたが、結局、大幅な過失修正をするのをやめて、冒頭に3ページほどの「第二刷に寄せて」と言う文章を付け加えて増刷することとなりました。お待たせしてしまった皆様申し訳ありませんでした。

重版決定にあたり、この度自分で書いた本をもう一度読み直してみましたが、初版本の発売から2年が経ってわれわれが住む建築業界を含め世界は大きく変わったのだと改めて感じました。ただ、不易流行と言う言葉の通り最先端の事象を取り入れながらも、変わらずに守るべき価値というのは絶対あるとも思いますし、それらは表裏一体。混迷を深める時代だからこそ原理原則に立ち返った指針が必要ではないかと感じた次第です。そんなことを考えながら書いた第2刷に際して添えた冒頭の文章を以下に転機しておきます。

書籍「職人起業塾」

書籍「職人起業塾」第二刷に寄せて

2018年になりました。平成という元号が来年で変わることが決定し、消費税増税も来年の施行が閣議決定されました。今年は日本経済にとって、また建築業界にとっても非常に大きなターニングポイントになると思っています。この職人起業塾の初版が出版されてもうすぐ2年になりますが、この間にスマートフォンの普及が進み、SNSが一般化。マスメディアを凌駕するポジションになりました。ITテクノロジーを持つ企業が一人勝ち、またAIの実用化が進行し、世界は加速度的に変化しています。私たちは、その大きな変化に対応する道筋を見定める、大切な時期に差し掛かっています。

全国で開催している研修「職人起業塾」のテキスト本として出版したこの書籍は、お陰様で多くの人にご支持をいただき、重版の運びとなりました。また、厚生労働大臣認定研修「職人起業塾」の研修事業はこれまで八期を重ね、塾生としてこの本の内容に沿った原理原則に基づくマーケティング理論を学ばれた職人、現場監督などの建築実務者は100名を超えました。それぞれが顧客接点で活躍されており、研修に従業員を出された企業から社員の意識が変わり大きな成果を上げていると喜びの声を多数いただいております。毎月、神戸市で開催しているマーケティングに特化したグループコーチングである無料勉強会〝【元祖】職人起業塾〟の内容を、SNS上で共有して学ばれている方も300名を超え、これまで建築業界に馴染みの薄かったマーケティング的な思考が徐々に現場から浸透しつつあることを感じて非常に嬉しく思っています。

この書籍に書いたマーケティング理論というのは原理原則に基づくことばかりなので、世界が大きく変わったからといって通用しなくなるとは思いません。AIが人の仕事の7割を担えるといっても、人にしかできないことが確実にあるのです。「信頼」をベースに未来の売上を構築することはAIにはできません。モノづくりの実務者が現場マネジメントを完璧に実践するしかないと考えています。ここ2年も、私たちのマーケティングは大きく変わっていませんし、成果も上がり続けています。それは同じ取り組みといっても何度もブラッシュアップを繰り返し、同じアクションでもより高いレベル実行しているからなのです。「何をやるか」ではなく「どのようにやるか」のほうがずっと重要だということです。

原理原則論に基づくと、当たり前のことばかりに熱心に取り組みがちです。しかし私たちが追求するのは基本的な当たり前ではなく、「誰にでもできることを誰もできないレベルま5 4やりきる」こと。その覚悟をもって、現場でのマネジメントや品質向上、コミュニケーションに取り組めば、顧客やステークホルダーからの絶対的な信頼を得ることができます。その信頼を元に自社独自のマーケットを構築していく「在り方」から始まる方法論は、不易流行の「不易」に当たるのではないかと思っています。

グローバリズム、ITテクノロジー、超大資本の企業が世界中を席巻しています。私たち地域に根ざす中小企業は、ローカリゼーション(地域密着)、スモールビジネス(人と人の繋がり)、インバウンド(自社の強みを磨き、発信する)といった真逆の思想で対抗し、世界で最も企業寿命が長いこの国で培われてきた伝統と誇りを胸に、目の前の顧客の満足や幸せを叶える連鎖を作り上げなくてはならないと考えます。「三方良し」に代表される、古い考えのようでありながら実践できている企業は稀な、地に足のついた自立循環型のビジネスモデルを構築しようという方に、この書籍が少しでも参考になれば幸いです。

絶賛発売中!ですが、できればのお願い。

そんなこんなで、お待たせしていた書籍絶賛発売中です。書店流通も再開されますし、アマゾンのサイトでもすぐに新品が在庫され定価での販売に落ち着くと思います。また、出来ればのお願いとしましては、著者である私が提唱している「脱Amazon活動」にご賛同頂いて、Amazonのサイトでカートに入れても、レジには進まずに地元の書店で取り寄せてご購入頂ければと思います。(笑)
あと、一般社団法人の事務局にメールをいただいてもお送りしますので脱アマゾンに共感する!と思われる方は下記連絡先までご連絡をください。よろしくお願いいたします!

今日のアタリマエ

  • 学びは繰り返しの復習が大事
  • 概念を学び、実践で裏打ちしてこそ知恵になる、哲学にもなる。
  • モノからコトへ、の次はコトから体験へ
  • 建築業界にもマーケティング理論を理解した実務者が確実に増えている。
  • 原理原則に基づいたマーケティング理論は普遍性を持つ
  • それでもあらゆるモノは一瞬にして陳腐化する
  • 不易流行を胸に刻みつつ、ブラッシュアップを繰り返すことで陳腐化を防ぐしかない。

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About us!

すみれ建築工房の成り立ちとお客様へのお約束はこちら
→http://sumireco.co.jp/company-profile/greeting.php

すみれ女性プランナーが提案する自立循環型住宅の特設ページはこちら→http://sumika.sumireco.co.jp

すみれの自社大工の仕事が丸見えの施工ブログはこちら→http://sumireco.co.jp/blog/construction/category/☆新築日誌

ラーメンブログ、やってます。(笑)
→https://shokuninshinkaron.sumireco.co.jp/?s=神戸ラーメン紀行

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その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。

2018年度 職人起業塾6ヶ月コース絶賛募集中

◾建築業界を現場の改革から変える志のある方、私達と共に未来の作り方を学びませんか!

1月開講大阪開催は満員御礼、募集締め切りました。大勢のお申し込みありがとうございました。

2月開講鹿児島開催助成金活用での受講は締め切りました。助成金利用されない方は間に合います!

4月開講広島開催絶賛受付中!ご興味がある方は説明に上がります、お気軽にお問い合わせ下さい!

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妖怪

平成30年2月9日 快晴

暖かいはありがたい

朝の天気予報では神戸の今日の気温は10度まで上昇するとのことでした。一昨日まで滞在していた雪に覆われた極寒の地、新潟とは大違いの暖かな1日になるとの予想になんとなく気持ちも軽やか。ただ、今朝も朝一番から飛び出して大阪にて店舗の原状回復工事の現地打ち合わせに出向き、そのまま滋賀にて設計のみまっちと待ち合わせして新築工事の打ち合わせと今日もやっぱり神戸にいる時間はほとんどありませんでした。とはいえ、大阪も大津も予想を違わず暖かく、随分と過ごしやすい一日となりました。とにかく、あちらこちらからお声がけを頂けるのは本当にありがたい事で、毎日、感謝感謝の連続です。

 

3つの習慣

話は変わって、、相変わらず全国を飛び回る暮らしが続いており、自宅でゆっくりとする時間は皆目ないのですが、それでも毎日の習慣はキッチリ守る様にしています。私が毎日欠かさない習慣は3つあり、思考と健康と情熱の状態管理です。
そのひとつはこのブログ、もう10年以上続けていますが、毎日、日々刻々に考えた事、感じた事、体験した事を発信する事で経験として蓄積し人生の糧となる引き出しを増やすことに心を留めています。2つ目は朝の5分間筋トレ、これも7年目くらいにはなると思いますが毎朝腹筋100回、腕立て伏せ50回を必ず行なっています。毎日の様に人と会い、会食や懇親会で食べ放題飲み放題の暴飲暴食を繰り返しつつもなんとか体重を含め、健康を維持できている源になっています。
最後の習慣は読書。最近、老眼が進んできてベッドに潜り込んでの読書は直ぐに根が疲れて眠ってしまいますが、それでも入浴時間と合わせて30分くらいは本を読む様にしています。ここ数年は出来る限りビジネス本はやめて小説を読む様にしておりまして、毎夜、日常とかけ離れた世界に(意識の中で)身を投じ、ドラマティックな間接体験、夢現の世界に遊ぶ時間を持つことで熱い気持ちを滾らせて、少年の様な冒険心を呼び覚ましています。(笑)

 

他人の人生に学ぶ

その読書習慣ですが、1時間ほどで読めてしまう、しかもどれも帰着するところはほぼ同じ様なことを書いてあるビジネス本を読むよりも、幅広いジャンルの小説を読むほうが随分と為になると思っていて、知人友人からオススメされた小説はアグレッシブに読んでみる様にしています。ただ、自分で選んで購入しようと手に取る小説はつい、自分の好みが如実に出てしまい、どうしても手に汗握り、血湧き肉躍る戦国時代や幕末あたりを舞台にしたものが大勢を締めてしまっているのが現状で、どうも中学生時代ぐらいの子供の頃の趣味嗜好から抜け出すことが出来ておりません。(苦笑)
「50歳も過ぎたことやし、そろそろ一皮剥けたいなー」なんて思っておりまして、、
どなたか、良いきっかけになる様な小説をお勧めしてくださいませ。。

 

脱アマゾンの成果

最近は、脱アマゾンキャンペーンに取り組んでいることもあり、長らく行くのをやめていた書店に足を運ぶことが増えました。広い書店で書棚を眺めながら歩き回り、気になるタイトルの本を手にとって目次を読み、面白そうなら購入するという手続きは未だにAmazonを利用されている方には非効率極まりない、時間が勿体無い所業だと眼に映るかもしれませんが、直感に呼ばれる偶然の出会いと言うのでしょうか、これまで踏み込まない世界や、手に取ることがないであろう書籍に入って行くキッカケになったりしてそれは贅沢で優雅な、刺激的な時間です。そんな予期せぬ出会いから巡り合った本で、非常に面白かったものがあったので以下にご紹介したいと思います。

 

妖怪

妖怪』(ようかい)は、司馬遼太郎の長編小説。1967年7月から翌年4月まで「読売新聞」に連載された。1969年5月講談社刊(ISBN 978-4061304314)、のち講談社文庫。

応仁の乱前後の時代を背景とし、妖怪というものが実際に存在すると信じられた、荒れた室町時代後期の人々の混乱を描く。司馬にとって最後の幻術を扱った小説にあたる。

あらすじ

室町幕府6代将軍・足利義教の落胤と自称し、熊野に住む源四郎は、将軍になろうと決意して京に向かう。都では8代将軍義政の正室日野富子と側室今参局(お今)が熾烈な勢力争いをしていた。お今は義政を幼いころから知っており、寵愛を受けていたが、歳がかさみ現在は富子が優勢である。源四郎は二人の争いに巻き込まれていく。富子は指阿弥陀仏、お今は唐天子という幻術師を従わせていた。源四郎は唐天子の幻術に惑わされ、印地の大将になったり、剣術修行をしたりする。
富子は義政の子を流産すると、これを逆に利用し、お今が呪い殺したという噂を流して濡れ衣を着せ、殺させてしまう。しかし、皮肉なことにその後富子は子を産み(後の義尚)、後継者に指名した義視と対立する。そして、応仁の乱という何とも不思議な争いが始まる。

出典:ウィキペディア

 

司馬の失敗作

相も変わらず大好きな司馬遼太郎氏の作品ですが、私も含め、歴史好きの多くの人を魅了してやまない、司馬史観と言われるほど綿密な取材、調査とまるで筆者がその場にいたかの様な臨場感あふれる作風のいつもの司馬遼太郎の世界とは一風違う幻術、幻想の世界を思いつくまま?に書き連ねた様な作品で、これまで多くの司馬作品を読んできた私が初めて出会う娯楽時代劇?の作品でした。Wikipediaによると、「司馬との付き合いのあった梅原猛は「司馬遼太郎と国民文学の再生」の中で、本作を失敗作と批判している」とのことで、私も読み進めている途中では、なんじゃこりゃ?とあまりの勝手の違いに失敗作かと懐疑的になりました。しかし、読み進めているうちに人々に妖怪が信じられていた時代の目眩し、幻術使いによって演出され、実際に歴史が変化する様な大きな出来事になったり、人生を翻弄されたりする出来事は現代においても形を変えてあるのではないかと考えなおしました。

 

現代の妖怪

司馬遼太郎氏が幻術や目眩しを現代における様々な事象、例えば仮想通貨、先物取引、FX等々で簡単に莫大な資産を作ることができるといったことに対する警鐘を鳴らしたかったかは定かではありませんが、この小説に登場して行く幻術師と同じ様な立ち位置で現代においても人に幻想を抱かせ、目眩しをかけて人生を狂わせたり自分の利益に誘導したりする輩は実際に多く存在する訳で、そんな風に考えると、この駄作と言われた「妖怪」は大きな示唆に富んだ、深いメタファーを感じさせてくれながらも楽しく読める小説だと言えると思います。洪水の様に情報が溢れる現代、目眩しに惑わされることなく、本物を見出せる目利きを持つことが非常に重要だと言われていますが、その必要性を改めて感じさせられる面白い小説でした。オススメします!(笑)

 

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妖怪

暖かいはありがたい

朝の天気予報では神戸の今日の気温は10度まで上昇するとのことでした。一昨日まで滞在していた雪に覆われた極寒の地、新潟とは大違いの暖かな1日になるとの予想になんとなく気持ちも軽やか。ただ、今朝も朝一番から飛び出して大阪にて店舗の原状回復工事の現地打ち合わせに出向き、そのまま滋賀にて設計のみまっちと待ち合わせして新築工事の打ち合わせと今日もやっぱり神戸にいる時間はほとんどありませんでした。とはいえ、大阪も大津も予想を違わず暖かく、随分と過ごしやすい一日となりました。とにかく、あちらこちらからお声がけを頂けるのは本当にありがたい事で、毎日、感謝感謝の連続です。

 

3つの習慣

話は変わって、、相変わらず全国を飛び回る暮らしが続いており、自宅でゆっくりとする時間は皆目ないのですが、それでも毎日の習慣はキッチリ守る様にしています。私が毎日欠かさない習慣は3つあり、思考と健康と情熱の状態管理です。
そのひとつはこのブログ、もう10年以上続けていますが、毎日、日々刻々に考えた事、感じた事、体験した事を発信する事で経験として蓄積し人生の糧となる引き出しを増やすことに心を留めています。2つ目は朝の5分間筋トレ、これも7年目くらいにはなると思いますが毎朝腹筋100回、腕立て伏せ50回を必ず行なっています。毎日の様に人と会い、会食や懇親会で食べ放題飲み放題の暴飲暴食を繰り返しつつもなんとか体重を含め、健康を維持できている源になっています。
最後の習慣は読書。最近、老眼が進んできてベッドに潜り込んでの読書は直ぐに根が疲れて眠ってしまいますが、それでも入浴時間と合わせて30分くらいは本を読む様にしています。ここ数年は出来る限りビジネス本はやめて小説を読む様にしておりまして、毎夜、日常とかけ離れた世界に(意識の中で)身を投じ、ドラマティックな間接体験、夢現の世界に遊ぶ時間を持つことで熱い気持ちを滾らせて、少年の様な冒険心を呼び覚ましています。(笑)

 

他人の人生に学ぶ

その読書習慣ですが、1時間ほどで読めてしまう、しかもどれも帰着するところはほぼ同じ様なことを書いてあるビジネス本を読むよりも、幅広いジャンルの小説を読むほうが随分と為になると思っていて、知人友人からオススメされた小説はアグレッシブに読んでみる様にしています。ただ、自分で選んで購入しようと手に取る小説はつい、自分の好みが如実に出てしまい、どうしても手に汗握り、血湧き肉躍る戦国時代や幕末あたりを舞台にしたものが大勢を締めてしまっているのが現状で、どうも中学生時代ぐらいの子供の頃の趣味嗜好から抜け出すことが出来ておりません。(苦笑)
「50歳も過ぎたことやし、そろそろ一皮剥けたいなー」なんて思っておりまして、、
どなたか、良いきっかけになる様な小説をお勧めしてくださいませ。。

 

脱アマゾンの成果

最近は、脱アマゾンキャンペーンに取り組んでいることもあり、長らく行くのをやめていた書店に足を運ぶことが増えました。広い書店で書棚を眺めながら歩き回り、気になるタイトルの本を手にとって目次を読み、面白そうなら購入するという手続きは未だにAmazonを利用されている方には非効率極まりない、時間が勿体無い所業だと眼に映るかもしれませんが、直感に呼ばれる偶然の出会いと言うのでしょうか、これまで踏み込まない世界や、手に取ることがないであろう書籍に入って行くキッカケになったりしてそれは贅沢で優雅な、刺激的な時間です。そんな予期せぬ出会いから巡り合った本で、非常に面白かったものがあったので以下にご紹介したいと思います。

 

妖怪

妖怪』(ようかい)は、司馬遼太郎の長編小説。1967年7月から翌年4月まで「読売新聞」に連載された。1969年5月講談社刊(ISBN 978-4061304314)、のち講談社文庫。

応仁の乱前後の時代を背景とし、妖怪というものが実際に存在すると信じられた、荒れた室町時代後期の人々の混乱を描く。司馬にとって最後の幻術を扱った小説にあたる。

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富子は義政の子を流産すると、これを逆に利用し、お今が呪い殺したという噂を流して濡れ衣を着せ、殺させてしまう。しかし、皮肉なことにその後富子は子を産み(後の義尚)、後継者に指名した義視と対立する。そして、応仁の乱という何とも不思議な争いが始まる。

出典:ウィキペディア

 

司馬の失敗作

相も変わらず大好きな司馬遼太郎氏の作品ですが、私も含め、歴史好きの多くの人を魅了してやまない、司馬史観と言われるほど綿密な取材、調査とまるで筆者がその場にいたかの様な臨場感あふれる作風のいつもの司馬遼太郎の世界とは一風違う幻術、幻想の世界を思いつくまま?に書き連ねた様な作品で、これまで多くの司馬作品を読んできた私が初めて出会う娯楽時代劇?の作品でした。Wikipediaによると、「司馬との付き合いのあった梅原猛は「司馬遼太郎と国民文学の再生」の中で、本作を失敗作と批判している」とのことで、私も読み進めている途中では、なんじゃこりゃ?とあまりの勝手の違いに失敗作かと懐疑的になりました。しかし、読み進めているうちに人々に妖怪が信じられていた時代の目眩し、幻術使いによって演出され、実際に歴史が変化する様な大きな出来事になったり、人生を翻弄されたりする出来事は現代においても形を変えてあるのではないかと考えなおしました。

 

現代の妖怪

司馬遼太郎氏が幻術や目眩しを現代における様々な事象、例えば仮想通貨、先物取引、FX等々で簡単に莫大な資産を作ることができるといったことに対する警鐘を鳴らしたかったかは定かではありませんが、この小説に登場して行く幻術師と同じ様な立ち位置で現代においても人に幻想を抱かせ、目眩しをかけて人生を狂わせたり自分の利益に誘導したりする輩は実際に多く存在する訳で、そんな風に考えると、この駄作と言われた「妖怪」は大きな示唆に富んだ、深いメタファーを感じさせてくれながらも楽しく読める小説だと言えると思います。洪水の様に情報が溢れる現代、目眩しに惑わされることなく、本物を見出せる目利きを持つことが非常に重要だと言われていますが、その必要性を改めて感じさせられる面白い小説でした。オススメします!(笑)

 

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1月開講大阪開催は満員御礼、募集締め切りました。大勢のお申し込みありがとうございました。

2月開講鹿児島開催助成金活用での受講は締め切りました。助成金利用されない方は間に合います!

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ベイビーステップに学ぶ戦略思考。

12月6日快晴

夜朝ハイブリット型生活。

水曜日にてすみれ事務所は定休日。私は昨日に引き続き今朝も若いメンバーいっぱいの方の朝活に夜明け前に起き出して張り切って出かけました、夜朝ハイブリット型の生活が続きます。(笑)
昨夜は日曜日からの睡眠不足を取り返すべく、少し早めに就寝しようと思っておりましたが、日頃の習慣とは恐ろしいもので、結局、iPhoneのベッドタイムでお休み時間のアラームを聞くまで読書に耽ってしまいました。ま、寝不足を寝溜めで取り返せる訳ではないのでいいんですが。(笑)

知られざる名作。

読書といっても、今はまり込んでしまっているのは実は本ではなく漫画でして、東京で開催中の職人起業塾の塾生の矢島さんに勧められた「ベイビーステップ」と言う漫画、全48巻にもなる長編大作の読破に取り組んでいます。今やっと中盤を過ぎた位ですが、この可愛らしいタッチの少年テニス漫画がやたら面白く、また面白いだけではない、私たちのビジネスに対する気づきや学びとすべきコンテンツがちりばめられており、非常に示唆に富んでいます。子供向けの漫画と言ってもなかなかどうして侮れません。はっきり言って、名作だと思います。(マンガ大賞とってるみたいやし)

ベイビーステップ

ベイビーステップ

秀才少年のテニスサクセスストーリー

超簡単に内容を説明しておくと、決して身体能力が高くない決してスポーツの才能に恵まれているわけではない普通の中学生で学業優秀、全科目オールAの秀才主人公エーちゃんが運動不足解消のために始めたテニスでその頭脳を生かして理論を学び、その理論を元にした実践でスキルアップを図り、学校の勉強と同じように学んだことをノートにとって思考を整理し、戦略を立て強豪選手たちを次々と打ち破り、全国の舞台で活躍、プロテニスプレーヤーになっていくという物語です。

阿弖流為との共通点

子供向けのテニス漫画の何にそんな50歳過ぎのおっさんがはまってしまったかと言うと、戦略を持って戦う事の重要さを改めて教えてくれるからでして、少し前にこのブログで紹介した蝦夷と朝廷の戦いを描いた歴史小説「火怨北の燿星アテルイ」の阿弖流為が絶対的な戦力を誇る朝廷軍相手に知恵を絞り、思考を巡らせ、戦略の限りを尽くして何度も退け戦に勝ち続けた物語と相通ずるものがあり、圧倒的に弱いものが知恵を絞って強者に立ち向かい勝利する姿はいつまで経っても少年から抜け切れないおっさんの男の子心をくすぐってやみません。

https://www.amazon.co.jp/火怨-北の燿星アテルイ-講談社文庫-高橋-克彦/dp/4062735288

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戦いを略す思考

戦略とは戦いを略すると書きます。具体的に何を行って勝つか、という戦術の前段階にあるもので、中長期の視野を持つ意味合いがあり、闇雲に力や勢いに任せて戦うのではなく、知恵を絞り思考を張り巡らせて戦いを有利に導く。もしくは孫子の兵法にあるように戦わずしてして勝利する策のことを指しており、私は子供の頃から戦国時代や三国志などの歴史小説を好んで読みまくったこともあり戦略を持って戦う人に対して非常にリスペクトしてしまいますし、自分自身も出来るだけ目先のことだけに囚われずに出口を見つけてから行動を起こしたいと思っています。

血みどろの戦場。

ビジネスに置き換えて考えると、マーケティングとは戦略に他ならず、ドラッカー博士が定義した「マーケティングとは一切のセリングを不要にするものである」という言葉に代表されるように究極は戦わずして勝つ仕組みのことを指しています。10数年前、現在の私たちの拠点、すみれ本社が竣工した頃、私は何の戦略も持たず、その当時流行出していたチラシによる販促、反響による集客を一生懸命行いました。これは人真似の戦術で、多額の費用をかけて新聞にチラシを折込、同じような販促をしている会社とガチンコの相見積もりで血みどろの戦いを繰り広げながら、何とか仕事を受注しておりました。毎月、あの手この手と趣向を変えたチラシを撒いて自社の社屋で販売促進のイベントを行い売り上げを作っておりましたが、売り上げは上がれども販促費用が嵩み利益は出ない、しかも、立ち上げたばかりの後発の会社ということで、価格的なメリットを前面に押し出していたこともあり忙しいばかりで全く儲からない会社でした。

マネジメント

マネジメント

戦術よりも戦略

その頃の私は「このままでは、会社もスタッフも疲弊してしまう、」と随分と悩みましたが、建築実務だけにどっぷりと浸かっていた私に何らいい考えが浮かぶことなく、出口の見えないまま焦燥感だけを募らせておりました。そして、「何とかせなあかん!」と必死にあがき、考えた挙句、手にしたのが私のバイブルと言っても過言ではないスティーブン・R・コヴィー博士の著書「7つの習慣」であり、ジェイ・エイブラハムの「ハイパワーマーケティング」です。その2冊の書籍に書いてあったのは小手先の戦術ではなく、ビジネスマンである前に人としてどうあるべきか、「在り方」から始まる原理原則論であり、世界最高峰の戦略だったのです。それまで全く経営の勉強などしていなかった私は初めてマーケティング、戦略なるものに触れ全く出口が見えなかった暗闇に一筋の光を見出したのでした。

戦略を支えるのは習慣力

それからの私は試行錯誤を繰り返しながらも、とにかく、戦略に基づいての行動を実践することに重きを置いてきました。すみれの事業ドメインは「自社設計、自社施工のモノ作りに強みを持つ施工会社」ではあるのですが、実は本当の強み(他社との違い)はマーケティング戦略を習慣に落とし込む実践力であり、このブログと同じように設計スタッフのブログも10年以上毎日更新を継続している、大工スタッフが顧客への巡回メンテナンス訪問を継続している等、私のマーケティング思考を実践してくれるスタッフの習慣化の力です。そのおかげで、小手先の戦術だった新聞チラシや R社の(取材された体の)住宅情報誌への広告など一切のマスメディア広告をやめても売り上げが作れるようになったのでした。

7つの習慣

7つの習慣

戦略思考というメタファー

戦略を立てる思考こそが未来を作るというのは、マーケターと呼ばれる人なら全員がフツーに口を揃えて言われます。何も考えずに闇雲に戦うのは愚の骨頂。戦略を持てば身体能力の高くないテニスの経験が浅い少年が全国大会で活躍することができたり、10倍もの戦力を誇る朝廷軍をわずかな手勢で翻弄し、領地を踏みにじられるのを阻止できたりする訳で、そんな成功事例を漫画や小説で繰り返し読むことで戦略を立てることの大切さ、その戦略を立てる為の学びの重要さ、実践し、成果を手にするパターンを読み取ったり、感じ取ったりすることができます。同じ書物を読んでも感じ方は人それぞれとは思いますが、そのストーリーの中に潜むメタファーを見つける意識を持つことでどんなものにでも学べることはあると思うし、私の経験則から言うと小説でも漫画にしても面白い物語ほど、勉強になるような気がします。とにかく、「ベイビーステップ」超オススメです。

おまけ、

建築業界の方はこの本も良かったらどうぞ、、戦略思考を職人にもすんなりとわかるくらい超分かりやすく、読みやすく書いてます。(笑)
すっかり品薄で定価の2倍から10倍くらいに高騰してしまってますが、、→こちら

今日のアタリマエ

  • 我以外皆我師、人のススメには乗っておくが賢い。
  • 漫画をバカにできない、名作はいっぱいある。
  • 他社と同じ戦術なら血みどろの白兵戦を覚悟すべき。
  • 自分で考える前に世界トップの思考を学ぶべき。
  • 長期的な計画は長期的な実践でしか成り立たない。
  • 学ぶ気構えがあれば何処にでも、誰にでも学ぶことができる。
  • メタファーを意識することで概念化が行える。

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12/15 (金)TKPガーデンシティPREMIUM広島駅前【定員50名】(初開催)
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来年2月 鹿児島開催厚生労働大臣認定での受講は締め切りました。キャリアアップ、一般型の補助金活用の方の締め切りは12月20日です。

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