すみれのトリクミ」カテゴリーアーカイブ

目指すべきは性善説に立ったモノづくり。

平成30年10月30日晴れ

現場現場現場!

火曜日は朝活の日。昨夜は大阪で建築業界全体の施工品質の底上げを目指すネクストステージの小村社長と二人きりのミーティング&懇親会で大いに盛り上がり、建築業の評価は「現場が全て」と言う建築業の本質論から現場の品質を担保する人材育成をどのようにすべきかと熱い議論を戦わせました。小村社長のご子息は学校を卒業してからずっと大工として働いておられ、若い職人の生の声を直接聞いているだけあって、我々が取り組む職人起業塾の研修で目指している、職人にキャリアパスを身につけて貰うには経営者感覚を現場実務者に植え付けなければならない、そして作業だけでは無く現場監理や営業、設計を出来る様になるべきで大工は元請けとして働くべきと言う私の持論に大いに共感してくださいました。私としても小村社長が行って来られた第三者検査、施工品質のエビデンスをとる重要性を訴え、施工の標準化と現場監理への技術的な指導と心構えを説く現場監督塾の理念と理論には共感しか無く、今後は共著などを含めた共同戦線を張っていこうという小村社長からのありがたいお申し出に諸手を上げて賛成しました。小村社長、ありがとうございました。引き続きよろしくお願い申し上げます。

祝12周年!

大阪で散々熱い建築談義、現場談義を重ねた後は翌朝に備えて神戸に移動、12年前に設計施工をさせて頂いたSnackの(今ではすっかりchampagne BARと化した)BLACKに干支一回りという長きに渡り営業を続けてこられたお祝いに駆けつけました。改めて12周年のお祝いを申し上げて、(ママはそれなりに年齢を重ねられたようですが)オープン当初と全く変わらず美しい店内を眺めて自分達が作ったモノを大切に扱って貰えることのありがたみを噛み締めました。せっかくなので、と一杯飲ませてもらいながらママに言ってもらった一言は建築の仕事をやっていて本当に良かったと心から思える嬉しい言葉で、それは「お店作りの際に職人さん達が一生懸命丁寧な仕事をしてくれているのを見て、店を大切にしなければならないと心から思い、スタッフと一緒になって完璧な掃除を心がけて、その延長でお客様に対しても丁寧に迎え入れることができた、工事で良い仕事をしてもらったから12年の長きにわたりお客様に支持されることができました。」と、やもすればポロリと涙をこぼしそうになる位、ありがたい言葉でした。いつまでも物心両面の美しい状態を保ちつつ、癒しの場所であり続けてもらいたいと思います。

因果応報。

お客様にそんな言葉を頂くと、私たち建築会社に出来ることは住宅や店舗といった単なる箱作りではなく、もっと大きな価値を生み出せる可能性があるのだと改めて思い出さされます。昨年からすみれでは「家は建ててからがスタート」とのコンセプトを掲げて、そのコンセプトを建築実務に落とし込むことでお客様にとってなくてはならない存在になるべくジェイ・エイブラハム氏が提唱した「卓越の戦略」に取り組んでおりますが、10年以上前に取り組んだことが、こうして少しづつ実っていくのが自社の成果に限らず、お客様にも貢献出来ているとの声を頂くと、自分たちが取り組んできたことがあながち間違っていなかったのだと思えたりもします。今日も朝会の後はお客様先に出向き打ち合わせを重ねました。連続して医療関係の財団法人と開業医の先生のご自宅のリフォームのお申し込みを頂きましたが、どちらも随分と以前からご紹介で繋がったお客様であり、(どちらの工事もなかなかタフな現場ではありましたが、笑)その当時、私たちが行った現場でのものづくりの姿勢を評価いただきこの度もお声がけを頂くことができました。私達がいただく受注は今作ったものではなく、過去行った仕事の答え合わせ、工事後の評価の積み重ななのだと、改めて現場の重要性を感じずにはおられません。

いい人間関係がいいモノづくりを生む。

そして、信頼関係にあるお客様からのお声がけに対して、やっぱり精一杯お応えしたい思うのは人間誰しもで、「一見さん」と言われる紹介でもなく、社名を何と無く知っていた、ネット上で見かけた、というだけのこれからお互いを知り、関係を作っていく新規のお客様と差別するわけではありませんが、私たちの在り方といっても過言でない「家は建ててからがスタート」というコンセプトをよく理解して私たちの言葉に素直に耳を傾けてくれるお客様に対しては張り切って自分が持つあらゆるリソースを総動員して提案、設計、施工を行おうと思いますし、その意識こそが実は業務品質の根底を支えるものだと思っています。観念的、精神論のように思われるかもしれませんが、良い工事を行い、出来上がった建物での暮らしや商売が素晴らしいものになるには、チェックと管理を厳しくするだけではなく、建築主であるお客様と私たち設計、施工を行う者が力を合わせて協力することが大切であり、そこに疑心暗鬼ではなく信頼と尊敬と相手を思いやる心の絆があるべきなのは自明の理。私たちは建築知識を身につけ、技術を磨くことも大事ではありますが、それ以前にいいモノづくりに向かえる人間関係の構築にこそ、より一層心を配り、具体的かつ継続的な取り組みを行うべきだと思いますし、その部分にできる限り向き合ってきたという自負もあります。甘っちょろい性善説のように見られるかも知れませんが、誰かの幸せを作るのに、誰かの犠牲がいるような世の中にはなってはならないと思いますし、そうならないように最大限の努力を常日頃から積み重ねる事こそ、私達のミッションだと思っています。期待以上の仕事を、ガンバロ。

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コンセプトの時代 〜Our concept〜

平成30年8月29日 晴れ時々曇り

加速度的に盛り上がる朝活。

水曜日は朝活の日。今日も(少し寝坊しましたが、)朝から張り切って三ノ宮コンベンションセンターで開催されるBNIドリームチャプターの会場に駆け込みました。今日も多くのビジターさんも参加され、新規加メンバーも続々加入と熱気ムンムンの活気ある朝会となりました。そんな元気いっぱいになる朝の異業種交流会ではメンバーが順番に10分間のプレゼンを行うメインプレゼンテーションの時間があり、今日はその順番が私に回って来ておりまして、皆さんの朝の時間を独占して改めての自己紹介と私が行なっている事業についての内容を説明させていただきました。内容と言っても、いわゆる地域密着、地場工務店のすみれが行なっている事業自体はフツーの工務店業務であり、注文建築の新築を建てたり、リノベーションやリフォーム、もしくは店舗の改装工事などの依頼をもらって設計と施工、そしてアフターサービスを行うなんの変哲も無い当たり前のことばかりです。

コンセプトの時代。

そんな神戸に根付く小さな工務店であるすみれの特徴を知ってもらおうと、今日の10分間プレゼンでは「〜Our concept〜」と題して、私たちが大事にしているコンセプトとそのコンセプトを実現するために行なっている実務について話させて頂きました。実は最近、私としては非常にコンセプトを大事にせねば、と考えておりまして、それは以前、社内勉強会でUXデザインの研修を行なった際、講師に来てくださったexperience design unitの漆野女史が示されたppt資料がずっと頭に引っかかっているからです。その時の資料によると、「ハイコンセプト」という書籍に書かれてある時代の変遷を、18世紀=農業の時代、19世紀=工業の時代、20世紀=情報の時代、21世紀=コンセプトの時代だと非常にわかりやすく示されており、なるほどな、と甚く納得したからで、情報、デジタル革命の真っ只中の現在は情報の量から質への転換が行われている時だと以前から感じていた事がズバリ示されていたからで、私が良くセミナーなどで重点課題として取り上げる「集客の量から質の転換」とはまさにコンセプトの時代だからこそ必要なのだと感じたからです。

コンセプトを実現する取り組み。

そんなこともあって、現在絶賛リニューアル中で、公開間近のすみれの新HPでもコンセプトとその実現を重点的に押し出すようにしており、コンセプトを実務に落とし込んでいるのを公開することによってエビデンスを付加したり、もしくはコンテンツを見て頂く事で私たちの言葉だけでは無い「思想」「信条」「理念」「在り方」を伝えたいと考えています。要するに、コンセプトは大事ですが、言葉だけの額に入れて飾っているような見てくれだけのコンセプトなどには何の意味もなく、それが如何に実務に落とし込まれて、顧客への価値提供につながっているかが問題で、理念に実直に向き合い、真摯に取り組んでいる姿勢を伝える事ができれば、必ず共感してくれる人や応援してくれる人が現れると思っています。コンセプトが明確になっていて、価値があるものならばその活動の一つひとつがコンテンツとして、HP上に掲載して意味のあるコトになると思うのです。

すみれの特徴とはマーケティング志向であること。

今日の私のプレゼンでは、まずは大工あがりの経営の知識が全く無いまま起業した私が必死になって学び続けてきた(今もですが、、)中で見出したマーケティング志向の重要さ、そして私たちが建築業界では珍しいマーケティング理論に沿って事業を展開している事が特徴だと端的に紹介して、マーケティングが時代と共に変遷してきた一般的な流れをご紹介しました。こちら、

マーケティングの変遷
  • マーケティング1.0:製品中心主義(Mind:思考)良い物を作れば売れる時代
  • マーケティング2.0:顧客志向(Heart:感情)ニーズのある人に対して訴求すれば、売れる時代
  • マーケティング3.0:価値主導(Spirit:精神)「顧客にとって価値は何なのか」を考え、訴求しないと売れない時代
  • マーケティング4.0:自己実現(Self-Actualization)顧客がそのブランドを通して、自己実現できることが重視される時代

顧客にって卓越した存在を目指す。

その上で、私が大きな影響を受けて、その色を濃く事業に反映させ、落とし込んでいるジェイ・エイブラハム氏の卓越の戦略の概念を紹介して私たちが掲げるコンセプトの根本にある原理原則論に基づいたマーケティング思考の源流を知って頂きました。私がメンターとして慕っていた先輩経営者に誘って頂き、10数年前にこの概念を学び、自分たちにとって卓越の戦略とはどのようなものか?どのような活動をすれば、顧客にとって卓越した存在になり得るのか?を考える基礎になった概念です。こちら、

ジェイ・エイブラハム卓越の戦略

•あなたから何か買う人は、単なる「顧客」ではなく、あなたの保護下にある「クライアント」と考えるべきである。

•クライアントの生活をより良いものにする、という高次の目的のためだけに、ビジネスに取り組む。

•惚れ込むべき対象は、自分の商品ではなく、クライアント。

•クライアントが言葉に出来ない想い、ニーズ、課題を明確に表現し、それを満たすリーダーとなる。

•あなたやあなたの会社、商品、サービスがなかったとすれば、クライアントにとって損になる程のレベルで商売をする。

•あなたとクライアントの双方が、信頼、誠実、尊敬の対象となるような精神的な「きずな」を構築する。

Our concept

現在、私達が掲げているコンセプトとは「家は建ててからがスタート。」というシンプルな言葉に集約しており、モノづくり至上主義の建築業界にあって、「モノではなくコト」というマーケティング思考を突き詰めて、私達の生業である「工事」は顧客にとって単なる手段であり、「その後の快適で楽しい暮らし」の創造こそが建築会社の目的になるべき、ならねばならぬと強い戒めを持ってスタッフ一同、方向性を合わせて取り組むようにしています。長年に渡って実際にそのような考え方からサービスや仕組みを構築してきており、例えば以下のような取り組みを継続して重なっています。

•工事金額が減少してもライフプラン重視の資金計画を提案。

•ZEH提案でランニングコストを抑えた暮らしを実現。

•女性の要望を聞き漏らさないように女性設計士による設計、プランを作成。

•大工の担当が張り付いて施工、その場で要望に対応。

•多くの工事関係者と意識を共有出来るように定期的な会議を開催

•工事後は毎年一回以上、無料のメンテナンス訪問で安心サポート

•工事ではなく暮らしに焦点を当て、顧客向けに暮らしが楽しくなるイベントを毎月開催

•住まいだけではなく暮らしを支える食の大切さを伝えるためにスタッフが畑で野菜作り、シェア。

とはいえ、、

私達は「自分たちの存在意義や理想、在り方を模索してコンセプトを掲げ実践に取り組んでいます!」と、カッコよく言ってはみるものの、とはいえ、残念ながら現在、理想通り、コンセプト通りに全てが出来ており、ジェイの提言通りに「ご縁を頂いたお客様と全て信頼、誠実、尊敬の対象となるような精神的な「きずな」を構築出来ている」とは言える状態にありません。クレーム完全撲滅を掲げて10数年になりますが、未だに顧客に苦言を呈されることも、お叱りを受けることもあり、恥ずかしい、情けない、悔しい想いをすることも正直あります。それでも、私達は決して諦めることは許されず、顧客にとって、地域にとって、社会にとって必要だと存在を許される様にスタッフと共に努力を続けるしかありません。それを忘れる事がない様に、という意味を込めてコンセプトを常に強く意識する集団でありたいと思います。すみれスタッフの皆さん、よろしくお願いします。

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リフレーミングのススメ。

平成30年8月25日 快晴

台風の余波

台風20号の直撃から一夜明けて案の定、朝から事務所の電話はお客様からの連絡でなりっぱなし。カーポートやテラスの屋根が飛んだと言うご連絡が多いのですが、中には屋根や寿の板金がめくれ上がり深刻な被害になったと言う方もおられ、工務店スタッフ総出で被害の調査や応急処置に走り回っています。当然私にも役割分担が回ってくるわけで、朝から作業服を着込んで軽トラックに梯子を積んで神戸市内を駆けずり回りました。

職人冥利。

朝1番に駆けつけた先のお客様宅ではスレート瓦の上り棟の板金が見事に飛んでおり、拾い集めた板金とブルーシートで応急処置を施しました。風さん被害と言うことで火災保険の適用範囲内になると思う旨を伝え、保険会社とのやりとりの後、本格的な修繕工事を行いますと告げて現場を離れました。別れ際にお客様は、汗でべっとりとシャツが肌に張り付いている私の姿を見て、「早速来てくれてほんとに助かった、戻ってから飲んでね」とビールの入った包みを手渡してくださいました。いざと言う時に自分手で人様のお役に立てる職人をやっていて良かったなとしみじみ思う瞬間です。やっぱり現場っていいよね。(笑)

古民家再生@淡路島

そんな台風関連のお客様周りをやりながら、昼からは橋を渡って淡路島にて古民家再生のイノベーションのご相談にあがりました。現地に伺ってみると大体のプランは出来上がっており、「他社でも見積もりはとっているけど、適正価格がわからんので相見積もりを取ろうと思って紹介してもらった」と正直に言ってくださいました。それでは、工事内容合わせて比較しやすいように見積もりしますねと言いながらいただいたプランをもとに現場の中を細細と見まわってみると、そもそも築年数が古く、老朽化も進んでおり、現行の建築基準法の耐震基準には全く適合していないにもかかわらず、さらに自由に間取りを変更して構造体力が弱くなる方向にプランニングされてありました。

要望を否定した提案。

見積もりを合わせて他社と比較検討したいと言われるお客様の意見はもっともで、それは正しいことだと思っています。なので、私としてはできるだけ比較検討しやすいようにするべきだと基本的には考えておりますが、実現性の低いと言うよりも、建築の専門家として見過ごすことができない構造強度の問題を見逃すわけにはいかず、「プランニングやり直しからご提案をさせていただいても良いでしょうか?」とお客様に聞いてみました。考えてもみれば、リノベーションのプランはオーナー様の要望を反映しているに決まっているし、どこかの建築会社さんが図面化されたのだろうし、こんなに失礼な申し出はありません。「それじゃ見積もり合わせにならんやろ」と言われても致し方ないのですが、大阪で会社経営をされていると言うオーナー様は柔軟に理解を示してくださいました。安全面にも留意したかっこいいリノベーションプランをご提案できるように努力したいと思います。

プチ、リフレーミング。

上述のお客様と私たちとのやりとりは少し前まではあまり一般的とは言えず、建築会社はあくまでもお客様のご要望に応えることを第一とする風潮が業界の中にはありました。それが、立場が変わったわけではありませんが、この数年間で建築の専門家として提案主体の関係性に変わってきたのをひしひしと感じますし、私も常日頃からそこに意識を置いています。これも1つのリフレーミングだと思っていて、1年ほど前に建築の専門雑誌に連載していた初回に、「工務店にはリフレーミングが必要だ」と言うテーマで寄稿したことがありましたがその当時からずっとリフレーミングをどのようにするかを考え続けています。リフレーミングとはいわゆる定義の見直しでもあり、工務店とは、建築とは、職人とは、地域ビジネスとは、と私たちの行っているすべての活動の定義をもう一度見直す必要があると思っています。

リフレーミングのススメ。

明日、丹波で私もコアメンバーの1人として参加し、開催する古民家再生プロジェクトのキックオフパーティーで、少しだけ話させてもらう時間をいただいているのですが、そこでも「リフレーミングしませんか?」と言う提案をするつもりです。そもそも、建築工事の依頼を受けた古民家再生の改修工事を建築請負ではなくDIYサポートや専門知識のアドバイスだけの監修でコアメンバーとして一緒に活動するように言い出したのは、工務店としてのリフレーミングを考えていたからであり、神戸大阪から1時間のチカイナカで豊かな自然とゆっくりとした時間が流れる丹波にはこれまでの街中で住宅事業、商業施設事業を営んできた私たちが全く違う価値観を持って発想転換する糸口があると思ったからです。そんな私たちの行動、実体験をもとにご参加いただく方々にも働き方や暮らし方のリフレーミングをライフ×ワークの再定義と言う形で提案しようと思っています。

リフレーミングをしなければならない理由。

なぜ私がリフレーミングにそんなにこだわり、他人様にも勧めたりするのかと言うと理由は簡単です。上記のグラフの通り、世界に先駆けて人口減少の局面に入った日本はこれまでと全く逆の人口曲線を描いており、これまで成長、拡大が是とされてきた基本的な価値観が崩れ去り、圧倒的に人口が減り内需が減り、国を支える働き手がいなくなる時代にこれまでの延長線上での考え方は通用しないに決まってるからで、まるで時計が逆回りするかのように日本の人口は明治時代の人口に戻ると言われている「既に確定している未来の事実」2正面から向き合わなければならないと思うからに他なりません。今こそ、まさに「これからはこれまでの延長線上にない」「現場維持は緩やかな破滅への道」と言う概念を胸に刻み込むべき時だと思うのです。そんなこんなで、但馬の古民家再生プロジェクトは多くの仲間募集しています。少しでもご興味がある方は私(高橋)までお気軽にご連絡ください。

_____以下は告知です!_____

いよいよ明日!「古民家から再生プロジェクト」のキックオフパーティーを8/26(日)の15時から開催します。
イベントページはこちら→https://www.facebook.com/events/237375223562920/

・再生前の古民家を実際見たり
・古民家周辺を散策したり
・今回のプロジェクトの説明
・どんな関わり方、利用ができるのか
・丹波の野菜とジビエのバーベキューと地酒、地ビール、中岡さんのワインを飲み食いしたり
・その日はちょうどすぐ近くで花火大会があるので間近で花火観賞したりできます。

【日時】
2018/8/26(日)15:00~21:00 途中参加途中退席OK

▼大まかなスケジュール▼
15:00~古民家周辺の案内&散策
16:00~プロジェクトの紹介&ディスカッション&質疑応答
18:00~バーベキュー
20:00~花火観賞

【場所】
丹波市春日町下三井473-2
https://goo.gl/maps/jR7hLU29fCk

【参加費】
大人:3900円(3000円の宿泊割引チケット付き)
子供:無料

【お申込】
https://www.kokuchpro.com/event/180826/entry/

【送迎について】
▼電車でお越しの方▼
神戸、大阪方面からですとJR黒井駅14:07着の電車でお越し下さい。

▼高速バスでお越しの方▼
全但バスが大阪、神戸方面から出ています。
・大阪(阪急三番街)13:20→春日インター14:33着
・神戸(神姫バス神戸三宮BT)12:30→春日インター13:46着

【お問合せ先】
自然食レストラン三心五観 藤本
3shin5kan@gmail.com
090-6676-6283

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家族の幸せから逆算する家づくり計画!

平成30年7月21日 快晴

ご安全に。

殺人的に暑い日が続きます。風の噂によると明石では大工さんが熱中症で亡くなったとのこと、屋根屋さんも次々病院に搬送されたり、足の裏を火傷したりとまさに殺人的。建築現場作業に勤しむ人には厳しい季節となりましたが、小まめな水分補給と休憩を心がけて、体調管理にはくれぐれも留意して貰いたいと思います。それにしても、炎天下の屋根仕舞の苦しさは私もよく知っており、野地板を張りながら「死ぬな、」と思った事は何度もありますが、発表される気温が40度近く、しかも連日となったのは記憶にありません。屋根の上だけではなく、空調設備がないどころではなく足場とシートに囲まれて風も通らない建築現場の中で身体を動かす過酷さを思うと心配になってきます。皆様、ご安全に。

家づくりを始めるにあたっての4つの提言。

今日は午前中、新築を計画中の方にご来店頂き、私も初回面談に立ち会わせて頂きました。設計・プランニングには殆ど口を挟む事は無いのですが、はじめに家づくり全体の計画についてのお話をさせて頂くようにしておりまして、今日もご来店頂いたお客様の疑問、質問に答えると共に私の話も熱心に聞いて頂きました。いつもお話をさせてもらっているのは、大きく4つの考え方で、話を聞いて頂いた方は全員が全員、知らなかった、聞かせてもらって良かったと言って下さいます。ただ、全く家のデザインや間取りの話はしないので物足りないと思われる方もおられるようですが、私にとっては「住宅の取得は単なる手段であり目的ではない」というのが基本姿勢であり、(弊社にご依頼頂かなくても)絶対に後悔して貰いたくないという想いで熱く語っています。その4つの考え方とはこちら。

1.住宅取得の目的と最低限の知識を身につける事
2.家族の幸せから逆算する住宅取得計画の立て方
3.性能とは暮らしを豊かにする方法
4.地元産の木材を使う意義とメリット、デメリット

いい機会なのでここでも簡単に説明を書き残しておきたいと思います。

1.住宅取得の目的と最低限の知識を身につける事

上記にも書き記しましたが、住宅の取得は単なる手段であり目的には絶対になり得ません。私たち建築会社はその手段をお手伝いするという事を良く理解して設計・施工の計画を立てるべきで、お客様も工事ではなく「その後の暮らし」を鮮明にイメージして土地・建物の購入先や依頼先をチョイスして貰いたいと思っています。特に、高額な費用を住宅ローンを組んで長年に渡り支払い続ける場合は、ローンの支払いが生活を圧迫するようなことには絶対にならないような計画を立てる事をお勧めしています。その為に、最低限の知識を身につけて貰いたいと、銀行や不動産会社では絶対にレクチャーされることがない住宅ローンの金利の仕組みを説明させてもらうようにしており、万が一、金利が上昇した時のリスクを理解して頂くようにしています。具体的には現在の超低金利時代に住宅ローンを「元利均一」で融資を受けると、元金の返済が多く、利子は知れていますが、1%〜2%金利が上昇するとそれは逆転してしまいます。そして、返済金額が上昇するのですが、殆どの銀行では上昇率は1.25倍までと規定されており、そこからはみ出した上昇分については元金返済を減少して処理されます。結果、返済期間が完了したと思った時に多額の未払金が残り、一括返済を銀行に迫られることになったりします。住宅ローンの仕組みをまず理解して、融資の契約を結ばないととんでもない悲劇が待ち受けていたりするのです。

2.家族の幸せから逆算する住宅取得計画の立て方

今までの私の経験則からすると、住宅取得にかける費用を算出するのに綿密な計画から割り出しておられる方は稀で、殆どの人が感覚的に「これくらいなら大丈夫だろう」という感じで土地建物の購入費用を決めておられるように見受けられます。しかし、生命保険に入ってまで高額の借金を背負い購入する大きな買い物なのですから、ここは少し慎重に検討して、絶対に後悔しない計画をたてるべきだと思います。私が提案するのは「家族が幸せになる状態」から逆算して住宅取得の計画を立てると言うことです。要は、綿密なライフプラン(=人生計画)を作成し、子供の成長に伴う教育費や結婚にかかる資金、家族で過ごす余暇、車の買い替えや趣味に費やす費用、そして老後資金等を所得と共に整理して、安心して暮らせる貯蓄ができる範囲内で月々いくらなら住宅費用に充てれるかを算出してもらうようにしています。ご自身でなかなかまとめきれない場合は信頼できるライフプランナーをご紹介したりもして、まずは自分自身で毎月の費用を決めてそこから自己資金と合わせて住宅ローンの選択をお手伝いしています。この範囲の金額なら間違いない!と思える家づくりの計画を立てることが重要だと思うのです。

3.性能とは暮らしを豊かにする方法

前項ではライフプランを根拠にして毎月捻出できる住宅費用を明らかにすべきと書きましたが、これは住宅という高額商品の購入ではイニシャルコスト(初期費用)に目が行きがちですが、実は住宅ローンで毎月払い続けるランニングコストであるという意味を含んでいます。例えば、同じ3000万円で住宅を建てたとしても金利が1%の固定金利なら35年ローンの支払い総額は3,557 万円ですが、2%になると4,174 万円に、もし3%になると4,850 万円と1300万円もの違いが生まれます。ほんに金利って怖いもので、ローンの商品、タイプを間違うだけでひと財産失う可能性があります。また、近年やっとスタンダードになりつつある高断熱高気密の省エネ性能についても同じことが言える訳で、月々6000円(初期投資で200万円)増額してZEH(ゼロエネルギーハウス)仕様にしておくと光熱費がゼロになり、35年の収支を勘案すると大きく総支払い費用を軽減させる事が可能です。その他にも、住宅の取得時に団体信用保険に加入する分、生命保険との重複分を見直すなど、ランニングコストをトータルで計画する事で暮らしを豊かにする事ができるはずです。

4.地元産の木材を使う意義とメリット、デメリット

最後にいつもお伝えするのは、住宅とは地域に根ざすものであり、地域との共生無くしてはあり得ないという事で、それは私たち地場工務店と言われる地域に根ざした事業所も立場を同じくするという事です。上述のようなやもすれば建築費用を抑える事になる提案を行うのも、大手ハウスメーカー、ビルダーの様などんどん新規客を集めて売り切りの商売ではなく、地域のお客様との長いおつきあいの中で生業を立てているからで、お客様が安心して余裕のある暮らしをされる事は私たちにとってもメリットとなるからに他なりません。その立場をご理解頂いた上で、金額的なメリットは無いですが、地元産の木材での家づくりで、森を守り、地域を盛り上げる活動にご協力をお願いしています。もちろん、個人住宅を建てるお客様には全く興味が無い事なので、兵庫県産材を使用した際に受けられるメリットとして、日本で最も低金利の長期固定ローン「兵庫県産材特別ローン」を利用できることと、国土交通省から出される「地域型住宅グリーン化事業」の補助金を活用できる可能性をお伝えしています。循環型の持続可能な地域、社会に少しでも近づける様にと地道な努力を重ねている次第で、今日も「兵庫県産材特別ローン」にはご興味を頂けた様で、ご理解くださる方にご縁を頂ける事に感謝するばかりです。

耐震は?

その他にも電磁波環境の改善や自社大工による施工と10年以上も続けているスタッフブログによるリアルな情報公開など、様々なお話をさせて頂きましたが、そんな初回面談の終わりに差し掛かり、「最後に一つ聞いてみたい事が、」と申し出があったのは耐震性能について。先日、大阪での地震もあり、南海トラフのリスクが年々高まると言われる中、やはり建物の強さが気になられる様で、耐震等級の基準についてどの様に考えているか聞いてみたいとの事でした。すみれの新築の標準規格では耐震等級2以上としておりますが、現在は全棟、許容応力度計算(構造計算)を行う様にしており、4号建築物の特例を使って構造計算をしない耐震等級3よりも信頼度は高い事、そして神戸で震災を身近に体験した建築屋として直下型地震には耐震等級をいくら高めても(ビルがバタバタ倒れましたから、、)倒壊の可能性を消す事が出来ない旨をご説明させて頂きました。実際は間取りや窓の配置を計画し出してから、耐力壁の量と配置で構造強度と使いやすさやデザインのせめぎ合いに悩む事になるのですが、それはまた後のこと。理論については大まかにはご理解頂けたのではないかと思います。Tさま、本日は朝早くから、また暑い中お越しいただきましてありがとうございました。引き続きお付き合い頂けましたら幸いです。

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100点満点もしくは120点の感動現場マネジメント。

9月18日 台風一過、晴天

 

自然の恐ろしさを再確認。

大型で強い台風18号は南九州市から九州四国を縦断して明石に再々上陸、久しぶりに我が家の隣を通り過ぎていきました。神戸市西区にも避難勧告命令が出たりとすぐそばを流れる伊川も随分と水量が増していたようで、アイドル犬チャックと散歩に行くとまだ濁流の名残が残る河川敷のいつもと違う風景にチャックも興味津々。自然の力は強大で結局私たちは襲われる度に畏怖するしかありません。兎にも角にも近隣では大きな被害にならずに良かったですが、またもや九州四国では土砂崩れ被害で犠牲になった方がおられるとのこと、心よりお見舞いを申し上げると共にご冥福をお祈りいたします。

 

社内朝活!

祭日の月曜日ですが、今日も朝活。夜明け前には目を覚まし、6時から社員大工の工務メンバーを集めて朝から各担当現場の月次精算報告と工程調整のミーティングを行いました。私からは業務改善の通達を行い、お客様にご協力いただいているアンケートの様式の変更を伝えました。これまで、工事を終えた後の感想を「非常に良かった」「よかった」「普通」「あまり良くなかった」「悪かった」と5段階の評価で感想をいただいておりましたが、100点満点の点数制に変更する旨で、実は鹿児島で開催していた職人起業塾の塾生さんの取り組みをパクらせてもらっての改善です。(笑)

 

 

大体オッケーは全然ダメと同じ。

この改善案に対してスタッフの連中は大して変わらないような変化でどんな意味があるのかあまりピンと来ていなかったようです。 しかし、私の説明を聞くと自分たちのやるべき事の重大さに気づいたのか真剣な面持ちに変わりました。(笑)

100点満点の点数制に変更した意図とは、当然、現場担当の大工に顧客から100点の評価を完工後に得てこいと言うことであり、その欠点に対する原因を突き詰めると言う事でもあります。五段階評価ではほとんどのお客様が「非常に良かった」と答えてくださいます。しかし、100点満点をつけられるかと言うとそこが微妙で、95点でも90点でも多分「非常に良かった」の欄に丸をしてくれると思うのです。今回の改善点はそんな表面には出てこない潜在的なモヤモヤとした顧客の不満を全て洗い出すことにあります。

 

 

 紹介することの心理的リスクを叩き潰せ。

私たちのようなストック型ビジネスでは、お客様と信頼関係を構築してリピート受注をいただくことが絶対の条件です。しかし、新たなお客様と知り合うことがなければ衰退する一途なわけで、さらに重要なのはお客様から紹介をいただける事に尽きます。工事をさせていただいて、満足したと言っていただくほとんどの方がリピート客となってまたの注文をくださいます。しかし、少しでも気になるところが残っていると自分は繰り返し頼むけれども人には紹介しない。となります。人はほんの少しでもリスクを感じると(自分は我慢出来ても)他人には紹介はしないものです。

 

 

100%or120%のミッション。

本日、改めて現場担当者たちに私が課したミッションは、工事を終えた時点で100%の満足、もしくは120%の感動を顧客に対して与えて現場を終えることです。これができなければ紹介受注などあり得ない訳で、自社独自のマーケットでの事業を継続して行く事はままならず、10年前まで私たちも行なっていた販促活動を繰り返して、競合他社との血みどろの戦いに身を投じて新規客を追い求める非効率かつ利益率の低いビジネスモデルに逆戻りしなければなりません。スティーブン・M.R. コヴィーガ提唱したスピード・オブ・トラストと全く逆の、顧客にとっても、自分達にとってもメリットの少ない事業になってしまいます。
その概念に初めて出会った時のブログはこちら→THE BEST OF Dr.COVEY 生コヴィー博士の講演2日目です。

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 コミニケーションがすべて。

では、どのようにすれば顧客の評価で100点満点をもらえるか?と言う私の問いに対してスタッフから返ってきた答えは、一言「コミニケーションをきっちり取る」でした。わかってるやん(笑)
最近は業者側もこなれてきたもしくはリスクヘッジとしての施工レベルが上がったのかあまり言われることが無くなりましたが、一時期、建築業もしくはリフォーム事業はクレーム産業と言う風に言われておりました。無いものを造る、完成品を確認してもらうことなくに高額の工事を請け負う建築と言う業態では(顧客の目線での)完璧な仕事と言うのは非常に難しく、顧客の見方によって納得できないと言われる事はいくらでもあります。

 

顧客の立場での満足を探索する。

我々業者が基準として持っている一般的な施工誤差の範囲が顧客にとって許されるかどうかはまた別のもので、施工基準のガイドラインを持ち出して説明したところで納得してもらえるとは限りません。そもそも、着工前の設計図書やプレゼン資料を確認してもらったところで顧客は全てを理解している事はなく、イメージと現実のギャップは必ず生まれます。説明と言う名目でこちらの基準を押し付けてしぶしぶ納得してもらったところでその顧客が知人を紹介してくれたりするわけなく、結局その場しのぎの仕事で終わり未来にはつながらないのです。顧客にとっての満足はこちらから積極的に探索しなければ絶対にわかりません。

 

 

未来を作る選択。

私たちが取り組んでいる原理原則に則ったマーケティング理論の観点から言うと、目の前の現場、目の前の客様は未来の売り上げにつながるべく信頼を勝ち取るために行う仕事であり、目先の売り上げや利益を上げるためだけに現場に行っている訳ではありません。 工事終了時、もしくは施工の途中でもイメージしていたものと実際とのギャップを顧客から聴き出し、しっかりと受け止めて細やかに是正をし、顧客が思っていた通りの仕上がりを提供しなければ未来の仕事にはつながらないのです。この聴き出すという積極的な姿勢、行動の選択が未来をつくれるか否かの分岐点です。

 

 

 顧客の近くに寄り添う。

すみれではお客様との齟齬を完全に解消するために社員大工が着工から完工まで現場管理を行いながら現場に張り付いてお客様とコミニケーションを取って顧客目線に立ち、求めているイメージを共有しながら工事を進めていくスタイルをとっています。このシステムがきっちりと機能すれば、お客様から「これだけ丁寧に私の思いを聞いてくれたのだから100点満点をあげましょう」と言ってくれるはず。すべては現場でのマネジメント、コミニケーションにかかっているのだと工務スタッフに(今更ながら)再度強く発破をかけておきました。

 

 

 コミニュケーションの真髄を今一度。

最近流行とも言える位有名になった心理学者のアドラーは「人間が抱える全ての問題は人間関係である」と断じましたが、この論説の通りならばコミニケーションが事業においても全ての問題を解決する可能性を持っていると言うことになります。そして、職人起業塾にコミニケーション講座の講師として研修をしていただいている横山先生はコミニケーションの真髄を「相手の立場に立って全ての物事を考える」と言われます。この言葉を深く理解して実践することができたならば、すべての現場で100点満点の評価をおのずといただけると思うのです。

建築業は現場が命。公務スタッフのみなさん、未来を創るために気合を入れて気張ってください!

 

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オープンセミナー大阪第8期

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HASセミナー仙台

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主体性から始めよう。

2月16日 快晴

現場日和!

春を思わす様な暖かい1日になりました。
朝から(珍しく)作業服を着込んでレベルを車に積み込んで新築を計画中のお客様先へ敷地調査とヒアリングに伺いました。これから建てる建物の要望を聞いた後は敷地の調査、寸法や高さをを測ったりと、昨日に引き続き建築屋のオヤジらしい業務に励みました。いい天気の下の作業って本当に気持ちの良いもので、許されるならこんなことばかりしていたいなーなんて、思ってしまいました。

元大工の私としては、現場でモノを作ることが相変わらず今も楽しく、しかもそこでお客さんの顔が見えて、喜んでもらえるのはこれ以上ないヤリガイを感じますし、また、何にもない状態からこんな家に住んでみたい!というお客さんの夢を聞いて、カタチに出来たときは痺れるくらいの感動を味わったのを今も忘れておりません。いつかは大工として現場に戻りたいなー、なんて思っている内に年を取ってしまい、目が怪しくなったのを自覚して最近は諦めかけておりますが、、

 

経営者の仕事って一体なんや?

10数年前に大工の延長線上とはいえ、まがりなりにもスタッフを抱え、その家族に対する責任を背負う様になってから職人から脱皮して、経営者として働き方を変えなければならないことを自覚しました。しかし、(学校もロクに行ってない、職人上がりに)全く経営に対する知識などあるはずもなく、暗中模索どころか目隠しのまま闇夜を歩くが如く手探りのままもがき続けておりました。

創業から5、6年の間は私がやるべきは仕事をとってくること、と思ってがむしゃらに営業スキルを磨かなければと思っていました。しかし、忙しく仕事があったからといって未来の展望が開けるわけではなく、常に不安に付きまとわれながら必死で走り続けていたように思います。しかし、結局それは、 怪我や病気で現場に出られなくなった時点で生活ができなくなる職人時代のままだったのです。

 

 

主体性から始めよう。

そんなことじゃぁ経営者としての責任が全うできない。と気づいて、どうすればいいかと考え続けた結果、私が出した答えはスタッフの皆に主体性を持って仕事に向き合ってもらうコトでした。

それまで全ての顧客の窓口を私が担当し、全現場に行き、指示やダメ出しをし、判断は全て私が下してスタッフには私が言った通りに行動しろ。と完全なトップダウン式だったのをやめて、スタッフに目的意識を持ってもらい自分で判断をして、最善の行動を行い、最終的に顧客満足を勝ち取って未来の受注に結びつけてもらおうと考えたのです。

それまで、受注にしても現場管理にしても全責任を背負う私が行なうから上手く行っていた、と勝手に思い込んでいましたが、よく考えると私が大したスキルや知識を持っている訳でもなく、同じ想いを持つスタッフならば任せても結果は大して変わらないと気づいたのです。

 

10年後を作るワークショップ。

責任感と主体性を持って働いてもらうためには、私もスタッフに対して出来るだけのことをしなければならないと考えて、大工を正社員として雇用し直し、コーチングやコミュニケーションスキルの向上、マーケティングの基礎知識のレクチャーなど様々な社内研修に取り組みました。

それから10年、今でも紆余曲折はありますが、すみれのスタッフ達は何が顧客の為になるのか、何が自社の目的に沿うのかを自分で考え、自分で判断し、自分で行動してくれる様になって来ました。昨日の社内研修後のミーティングでは、協力業者さんと共に立ち上げた10年先の安定した受注のためのプロジェクトの目標達成にどの様な行動を起こすか?というワークショップを行い、スタッフ同士で活発な意見をたたかわせておりました。

まだまだ完璧には程遠いですが、その意欲と行動はきっと成果に結びつくと思います。
みんな、頼むよー。(笑)

ひょうご木づかい王国学校存続を賭けたクラウドファウンディングやってます!
山と街をつなぐ活動の拠点へご支援を何卒よろしくお願いします!サイトはこちら↓

神戸ハーバーランド木育施設「ひょうご木づかい王国学校」を存続させたい!https://camp-fire.jp/projects/view/21237

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ご支援の程、何卒よろしくお願いします!

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3開催とも定員20名です。現在続々と申し込み頂いております。
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種を植える日。

3月31日 晴れ 2017年 年度末。

すみれでは決算月は12月なので3月末が年度末の意識は薄いですが、それでも今期も早くも第一四半期が終わったわけで、1つの区切りであることに変わりはありません。

 

 

2018年度入社式。

今日は、本来明日の4月1日に行うはずの新入社員の入社式を行いました。
前倒しキャンペーンを私が個人的に行っているのとは何ら関係はありませんが、念頭に立てた年間スケジュールで4月1日が元々職人起業塾の講座の開催日で詰まっていたことで、早いに越した事はないと年度末のに一足早く入社式と新入社員オリエンテーションをガッツリ1日かけて行いました。

 

覚悟と決意はお互い様。

入社式を学校を卒業して、新たに社会に飛び出してきた新卒生にとっては一生に1度きりの出来事であり、新しくすみれのメンバーとなった、たくみくんも緊張した面持ち。

また、雇用する方にとっても『一億円の買い物』と言われるように、大きな覚悟と責任を持って社会人一年生を迎え入れなければなりません。

お互いに、決意と覚悟を固める一日となりました。

 

新入社員に伝える3つのこと。

オリエンテーションでは、お互いの覚悟を確かめ合うように、仕事を通して私たちは何をしていくのか、何を目指すのか、そして何を残すのかと言う突き詰めた話を延々と行いました。

私としては毎年、同じ話をするわけですが、学生から社会人になるにあたって、大きく3つの事について語ります。

1つ目は仕事をする意味と定義。

2つ目はわれわれの事業の目的について。

3つ目はこれから人生を歩んでいくに当たって覚えておいてほしいこと。

職業人として、社会人として、常に心に刻んでおいてもらいたい考え方を『かけたしの法則』と言う名称をつけて覚えてもらうようにしています。

詳しくは以前のブログを参照してください。
こちら→新社会人に覚えておいてもらいたい、4つのこと。

 

 

およそ10年前、

新しくすみれ本社ビルが竣工し、そこで新たなスタートを切って、何とか安定したビジネスモデルを構築しようと考えたとき、どうしても必要な事は、原理原則に則った経営だと、まるで天から言葉が降ってきたようにふと気づきました。

そのためにはまず一緒に働いてくれるスタッフに最低限の安定と安心を与えなければならないと考え、職人の正規雇用に踏み切ったのでした。

 

憤の力。

それからの10年間、紆余曲折も大変なことも山ほどありました。
職人全員の社会保険、厚生年金に加入した事、現場があろうと無かろうと職人達に固定給を支払う規則に変更した事で、膨大に膨らんだ固定費を見て銀行の担当者には、「そんな非効率な形態をとっている建築会社や工務店が今時どこにありますか?」と馬鹿呼ばわりされたこともありました。

その当時、唇を噛み締めながら、今に見ておけと反骨精神を燃やしてこの10年間踏ん張って来ましたが、漸く今になって毎年大工になりたい、職人になりたいと言う若者迎え入れ、育てることができる環境を整えることができ始めたことを本当に嬉しく思います。

今思い返せば、あの時の銀行の担当者に感謝しなければならないのかもしれません。(笑)

 

 

✖️➕の法則の3番目。

新入社員に絶対に忘れるなと言い含める『かけたしの法則』の3番目は「種を上ねば芽は出ない、花が咲くこともない。」です。

縁があり、すみれから社会人生活をスタートする若者が社会にとっての種となり、彼の人生によき花が咲くように私も覚悟を持って共に歩を進めたいと思います。

とにかく、たくみくん、志を大きく持って、気張っていけ。(笑)

 

 

おまけ、

■不肖、ワタクシ高橋が初めて上梓した志を実現する為の実務書、『書籍 職人起業塾』は品薄につきAmazonではプレミアがついて定価1650円がなんと!3960円で取引されています。(笑)

Amazonも有名書店も売り切れ続出ですが、現在は少し在庫がある様です。今なら定価でご購入頂けますよ!

http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/4862504183/ref=sr_1_1_twi_tan_1_olp?ie=UTF8&qid=1457847587&sr=8-1&keywords=職人起業塾

 

■インバウンドマーケティングのヒントをメルマガで配信しています!

日常の中で気付いたマーケティングについての解説や実践するためのヒントを(不定期&低頻度ですが、、)メールマガジンでも配信しています。
決して建築業界だけに当てはまる理論ではありませんので、良ければ登録してみて下さい。モチロン、登録は無料です。
【職人起業塾通信】https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

 

■春はイベント盛りだくさん!『すみれ住まいの学校』イベント情報続々!

春はイベントの季節!ご都合が合えば、是非ご参加下さい!

4月23日(土)【すみれ暮らしの学校】愛犬家座談会

 

■厚生労働大臣認定事業『職人起業塾@京阪神木造住宅協議会 第3期生募集中!

職人起業塾@京阪神木造住宅協議会 二期生(姫路)募集終了、三期生(神戸、大阪)の募集も開始しておりますよ。
5月開講二期生定員御礼!締め切りました】【7月開講三期生残席2名のみ募集しています!】
http://keihanshin-mokuzou.jp/shokunin/index.html

未来を作るプロジェクト。

1月20日 水曜日 雪のち晴れ

朝、目を覚まして窓の外を見ると一面の銀世界。 

 

またまた乗り過ごし、でもラッキー☆

「えっ、一体ここはどこ?私は誰?」という感じのちょっとしたパニックに陥りました。(笑)

ああそうや、と思い出したのは昨夜大阪からの帰りにJRに乗り込んで(いつものように)ぐっすりと寝込んでしまい、気づけば姫路と言うパターンだったコト。(^_^;)
ま、一面真っ白な銀世界の中に聳える真っ白な姫路城を見ることができたのはちょっとしたラッキーだと喜びながら帰宅しました。(^_^;)

 

 

10年後の売上げを作る会議

今日は水曜日ということですみれ事務所は定休日ですが、半年に1度の協力業者さんに集まっていただいてのプロジェクト会議の開催日で、すみれスタッフ全員揃って会議に臨みました。

今年から運営はプロジェクト会議の運営委員会が主体となり、私は一部のパートを担当させてもらいますが、基本的に参加者の立場となりました。左官の大西委員長を筆頭に開催された今回のテーマは『10年後の売上げを作る会議』です。

 

 

まずは今の利益の最大化

冒頭は見えない利益を炙り出し、協力業者の皆さんに享受してもらう効率化の取り組み、ダンドリワークなるクラウド利用の情報共有アプリの導入について。
皆さん熱心に聞いて頂き、感想も上々、スムースな導入となりそうです。
未来の売上げを作る事は重要ですが、足元がおぼつかない様では話になりません、今ある売上げの中で顧客価値を高めながら、無駄を省き利益を最大化出来る様に皆さんと効率化についての取り組みをスタートさせました。

 

金の卵に囚われず、卵を産むガチョウを毎日選択すべし。

その後、私の担当となり、労務リスクの話と、日々の業務においての選択についての判断基準について話させて頂きました。
社内でも何度もしている金の卵とガチョウの話、とにかく、目先の利益や時間の短縮に囚われて本質を見誤ってはならない、と自分達への戒めを込めて話させてもらいました。
これは単にお金だけの話ではなく、例えば現場で高所作業をするのに、足元を固めるべく周りを整理整頓してから脚立や足場板を組み立てるのか、その時間を惜しんで不安定な足場の上で作業をしてしまうのか、という選択でもあります。少しの時間を惜しんで足場から落下、怪我をしては文字通り元も子もない訳ですが、現場では常にそのような選択肢が溢れています。
常に、ガチョウを育てる意識を持って作業に当たって欲しいとお願いをしました。

 

 

次世代を担う若者を育てる為の大きな課題。

休憩の後、メインテーマである10年後の売上げを作り上げる具体的な取り組みについてのディスカッションです。それは、ある時のいつも忙しい忙しいと言っている大西左官と私の会話をきっかけに始まりました。

私「そんなに忙しいって、仕事がいっぱいあるなら、若衆を育てなあかんやん、」

大西「そやねんけど、いつ暇になるかもわからんしなー」

私「そんなこと言いつつ、もう何年も忙しいままやろ、仕事切らした事無いやんか」

大西「そやねんけど、若い子雇ったら、責任重大やしなー」

私「10年くらい先まで売上げが見通せる様にしたらええんか?」

大西「そやね、それやったら責任もって若衆育てられるけど、そんなん無理やん」

私「ムリなことないやろ、皆で力を合わせて取り組んだら出来るんちゃう?」

建築業界にどっかりと横たわる根本的且つ、巨大な問題は、将来の展望が見えにくいこと。偶然の積み重ねで毎年、毎月の売上げが上がっている訳ではないのでしょうが、一件ずつの単価が大きく、しかもリピート注文までには長い年月がかかることから、先の売上げの確定は非常に難しく感じられます。国全体として大きな問題となっている少子高齢化、また、住宅ストックの供給過多の問題は市場の縮小を避けられず、しかも単価の大きなビジネスほど消費増税等の外部環境に大きく左右される事もあり、先行きに不透明感を感じずにはいられません。

 

答えは当たり前(原理原則)にあり。

しかし、実は先の売上げが確定していないなんて、どんな業態でも変わらずある問題で、街の行列が絶えないラーメン店でも明日来店される人の名前が分かっている訳ではありません。しかし、提供するサービスの本質を守り、当たり前の事をアタリマエに真摯にやり切れば、人気は衰えるどころか、徐々にファンを増やしていくことが出来る筈で、売上げ=顧客数×単価×購買頻度の方程式になぞらえて考えた時、将来に渡っての安定が手に入ると思っています。

今日の会議で大勢の協力業者さんとのディスカッションから導かれた答えも結局、そんなこと、当たり前の事を真摯にやり切る!というところに一致団結したコミットメントを出来たのは大きな成果だと思います。

大西委員長、委員の皆様、お疲れさまでした。
非常に良い会になったと思いますし、何より参加された皆様が楽しかった、勉強になったと嬉しそうな顔で言って下さったことは、すみれの顧客接点が強化されたと実感を持てました。
ありがとうございました。

皆様、10年先は私は多分引退しておりますが、その先までの長いお付き合いを宜しくお願い致します!

心謝!

夏の終わり。

8月20日晴れ時々曇り

今日は夏休み恒例のちびっこ支援、「夢をかなえる木工教室」を本社3階のテラスで開催しました。

 

【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜

【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜

夢を叶えると大げさな題名をつけているのは、決まった制作物を作ってもらうのではなく、子供たちが作りたいものを事前に図面に書いて送ってもらい、実際にそれを作るサポートをすると言うまーまー大変な木工教室だからです。(笑)

 

【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜

【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜

私が、1年に1度だけ大工に戻る日でもあり、今までお付き合いいただいているお客様先の子供たちの成長を見れて、家を建てたおっさんを忘れないように思い出してもらう日でもあります。

【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜

【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜

回数をを重ねるごとに、子供たちのオーダーもグレードアップしていき、今年はなんと丸い座面に四方転びの脚の椅子と言う大工の技能試験に出てくる課題のようなものや、家の形をした貯金箱で煙突からお金を入れて引き出しがついているというような指物風的なもの、昨年作った机に合わせたジャストサイズの椅子などなど、サポートする我々もあたふたするほどの大作や力作が生まれました。(笑)

【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜

【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜

そして、私たちが受け取るのはこれ以上ないキラキラの子供たちの笑顔です。

今回も最高の報酬を多くのちびっ子達からいただきました。

ご参加いただいたちびっ子達、親御さんの皆様、本日はありがとうございました。

来年、ちびっこ達のより一層の木工スキルの向上を目指して、またのご参加心よりお待ちもうしあげます。(笑)

【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜

【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜

 

何はともあれ、この木工教室が終わると私の夏のイベントは一段落、夕方吹き始めた浜からの涼しい風に夏の終わりを感じてしまいました。

いろんなことがあった今年の夏ももうすぐおしまい、忙しい秋がやってきます。

そんな振り返りを込めた9月にお届けする『すみれ便り』というニュースレターに寄せた私のコラムを一足先にご紹介しておきたいと思います。

 

****ここから転載****

暑かった夏も漸く峠を越して、伊川沿いでは朝夕、海からの涼しい風が吹くようになりました。

とはいえ、まだまだ日中は残暑厳しい日も有りますが、皆様、お変わり無くお過ごしでしょうか?

私にとって、またすみれにとっても今年の夏は色んな事がありました。嬉しかったこと、楽しかった事、辛く悲しかった事、苦しかった事が、

入れ替わり立ち代わりにやって来て、人生を『禍福はあざなえる繩の如く』と古の人は言われましたが、まさにその通りだと思うことも。

同じような例えとされる『人生万事塞翁が馬』との中国の格言や、いい事と悪い事は同じだけ起こるとされる『振り子の法則』は洋の東西を

問わず、広く言い伝えられているようです。また、ガリレオガリレイが発見した振り子の等時性では、振り子の長さが同じならば、大きく揺れる

時も小さな振れ幅の時も結局振り子が刻む時間は同じ。なにか人生にも通じるものがある様に思ってしまいます。

人間誰しも、悪い事、悲しい事を好き好んで受け入れたいとは思いません。出来ることならいい事、楽しい事ばかりが起こって欲しいとと思いがち

です。しかし、残念ながら人生はそんなに都合よく出来ていないようで・・・。

そんな時、ある本に書いていた事を思い出す様にしています。それは、『福に取り憑かれた男』という福の神の話で、主人公に憑いた『福の神』

は彼に次々に大きな難題を降りかけます。書店の経営者となった主人公は売上げの低迷、駅前に大型競合店の誘致と次々に難問を仕掛け

られて、挙げ句に店を畳むことを決意する始末。それだけを見ると、一見まるで『貧乏神』に取り憑かれているようですが、貧乏神は逆に

目先に簡単に小銭を稼がせてくれる様で、福の神は「もうダメだ、」と思うくらいの難関を次々に与え、それを打破する決意をすることで、

人生の成功に向けての本質的な行動を喚起され、人生を自分が求めるカタチの成功に導いてくれるというストーリーです。

厳しく、辛い状況が大きい程、成功へのきっかけを掴むステップになると、まさに上述した「振り子の法則」そのものです。

 

そして、福の神に憑いてもらえる人には条件がとのことです。それは、

1. 人知れず良いことをする。

2. 他人の成功を心から祝福する。

3. どんな人に対しても愛を持って接する。

以上の3つとの事で、この3つの条件を人生を通して貫くことが出来る人には、福の神が憑いて、(ありがた迷惑にも思えますが、)

無理難題を山の様に持って来てくれるそうなのです。

少し見方を変えると、『在り方』を正し、誠実に、真摯な生き方を選択することから始めて、目先の利益に囚われる事無く、少しずつ、しかし確実に周りの人からの信頼を得ていくべし。という、私が毎月社員や同業者向けに主宰している塾でいつも提唱している原理原則に沿ったマーケティング理論と全く同じことを書いています。

とはいえ、実際は、辛く悲しい出来事を、「チャンスがやって来た。ラッキー」とは思えたりはしませんし、そこでニタリと笑うのはおかしいです。

しかし、どんな問題も、どんな悲しいことも、乗り越えなければならないのが人生であり、また誰もが乗り越える力を持っていると思っています。

『福の神』の存在を信じながら、真摯に誠実に人生に向き合って生きたい。そんなことを思う夏でした。

****ここまで転載 〜すみれ便り 2015 9月号「福の神」〜****

終わりゆく夏を惜しみつつ、また秋には秋の楽しみがあることを期待しながら日々過ごしたいと思います。

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心を届ける、魂を伝える。

5月30日 快晴のち曇り。

今朝は早くからおけいはんに乗り継いで枚方市の香里園へ。

 

アロープラス新装開店!

アロープラス新装開店!

同業の経営者仲間でもあり、ご縁あって一緒に表千家の同門会で茶の湯を学ぶ仲間でもある、アロー建設の矢山社長が新しく出店されたリフォームショップのオープニングイベントのお手伝いです。

 

矢山社長は今回の出店に際して、「せっかく茶の湯を学んでいるのだから、」と、ショールームの一角に小間を設けられ、「それじゃあ、」ということで、「オープニングイベントで薄茶のお呈茶をやろう!」となり、先生にもお手伝いをお願いして、私は『お運びさん』なる、茶の湯をお客様に出す係としてお手伝いすることとなりました。

 

アロープラス 茶室

アロープラス 茶室

オープン早々から来場者の出足は好調で、私たちお呈茶班も大忙し。

とてもいいオープニングイベントとなりました。

新店のオープンはやっぱりドキドキするものですが、午前中の賑わいと昼過ぎには近隣の同業社のさくらの吉村社長が陣中見舞いに来られたりと、すっかりお祝いムードに(笑)

矢山社長、この度は新店開店おめでとうございます。

事業の一層のご繁盛、ご隆盛を心から祈念致します。

気張って卓越したリフォーム店目指してください。事業はモチロンですが、立派な茶室も出来ましたし、引き続き茶の湯のお稽古も一緒に精進させて頂ければと存じます。(笑)

 

アロープラス 茶室

アロープラス 茶室

【心を届けるリフォームイベント】

それにしても、これまで散々、何回も同業の事業所を見学や訪問させて頂きましたが、こんなにしっかりと茶室をショールームの中に作られているのも、茶の湯をリフォーム店のイベントで使われたのも見たことも聞いたこともありません。

非常に斬新で、面白いアイデアであり、日本の伝統工法、文化を継承して行く担い手としての立場を考えると、これから地域に根付いて行く建築会社にとってはドンピシャではないか。と感じました。

ただ、茶の湯を点てて客人をもてなす、という、一見簡単そうに見える茶道ですが、シンプルであるからこそ、実は細部に渡って作法が決まっており、それを完璧に覚え再現してその奥にある『茶の心』を理解することで、『伝統文化』の高みにまで触れることが出来る様になるという厄介な代物。

今回のイベントにしても、その設えを考えたり、道具を揃えたり、和菓子を選んだり、とずいぶん大変だったと思いますが、その大変さはきっとおもてなしの心としてお客さんに伝わっているのではないでしょうか。

店舗でのイベントではお客様に楽しんでもらえることはとても重要ですが、運営側の伝えたいこと、『心や想い』を届けることこそ催しの中心に据えるべきなのだと、改めて感じさせてもらえました。

矢山社長、ありがとうございました。

アロープラス新装開店

アロープラス新装開店

イベントの順調な滑り出しを見て、ほっと胸を撫で下ろしたあとは、急ぎ帰神、夕方からは毎月行なっている社内勉強会、『職人起業塾』の番外編として、先日開催された建築職人甲子園TokyoのDVDの上映会を行ないました。

建築職人甲子園Tokyo DVD上映会@すみれ

建築職人甲子園Tokyo DVD上映会@すみれ

【魂を伝える上映会】

理事の山本太郎さんにわざわざお越し頂いて、(涙無しには見れない)職人達の魂の叫びをスタッフと共有させて頂きました。

驚いたのは、上映会終了後の懇親会の場で、「5社のプレゼンテーションを見て、一番心に響いたと思うのはどこでした?」という私の質問に対して、工務部のスタッフはほぼ全員が、実際に大会時に優勝に輝いた『イスミ塗装工業』と答えたこと。

職人の心に響く共通点ってあるのだと改めて認識、、

幼少期の家庭環境に問題を抱え、学校になじめず、お決まりの不良へのコースを辿ったあと、これもお決まりの職人の世界へ。世間で言うところのドロップアウトと思いきや、そこで仲間と出会い、仕事を通じて自分の価値に気付き、モノを作ることが社会に貢献しているのだと自信を深め、誇りを持つ様になって行く様は確かに涙無しでは見れないくらい感動的でした。

 

建築職人甲子園Tokyo DVD上映会@すみれ

建築職人甲子園Tokyo DVD上映会@すみれ

関西、特に神戸では、深刻な職人不足問題はまだ本格的に表面化しているとは思いませんが、時限爆弾の導火線にはとうに点火されていて、爆発するのは文字通り時間の問題。

私が提唱しているのは職人を抱える会社が若者が夢を持ち、(親御さんも含めて)安心して就職出来る様に労働環境を整え、福利厚生を適法まで引き上げ、将来的なキャリアプランを明示することです。

そうすることによって、学生が就職する際の選択肢の一つに『職人』として生きることが入って来ることが出来るのではないか、という考えですが、もう一つの側面として忘れてはならないのは、現代の教育制度、学校の枠組みになじめない、なじめなかった若者が活躍する場として建築業界があらねばならないと言うこと。

第一回建築職人甲子園

第一回建築職人甲子園

 

建築職人甲子園のプレゼンテーションの中で、鳶職の若者が、

「オレなんかポンコツだー!」

と、叫んでいましたが、命綱一本で地上から遠く離れた高層ビルで命がけで鉄骨を組み上げるその姿はポンコツどころか、関東風にいうと、「超かっけー」。(笑)

十人十色、人にはそれぞれの特徴や強みがあります。その多様性を認め、開花させるフィールドとして私たちの建築業界は重要な責任を負っていることを忘れてはいけないと、それが私のミッションでもあるのだと再度決意を新たにする機会となりました。

決して話すことが得意ではない、どちらかと言うと苦手そうに見える職人達の魂の声、きっとすみれスタッフの魂を揺さぶり、「オレたちもやれる、やるんや」と心に火を点してくれたと思います。

 

魂を伝える上映会の懇親会

魂を伝える上映会の懇親会

山本太郎さん、本当にありがとうございました。

真島さん、川島先生、西さん、その他、社内行事にも拘らずご参加頂きました皆様、ありがとうございました。

これからも宜しくお願い致します。

ご縁に心から感謝致します。

心謝。

 

 

おまけ、

イッペーくん、誕生日おめでとうございます!

リーダーシップを発揮して、良い一年を積み重ねてください!

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