投稿者「高橋 剛志」のアーカイブ

新築と中古×リノベどっちがお得ですか?にお答えします。

平成31年3月26日快晴

春の丹波。

今日は朝から春らしい日差しが戻ってきました。日中も「これぞ春!」といった風情の暖かさで、丹波での古民家再生工事の仕上げ工事に職人として向かう道すがらも、ポカポカ陽気の下、ドライブを楽しむ勢いで気分を上げて車を走らせました。寒いのが苦手な私とすると春の訪れは心待ちにしていた嬉しいことではありますが、気になるのは花粉によるアレルギーのさらなる発症で、黄色くかすんだ遥か彼方の空を見ながら、これ以上症状がひどくならないこと祈りつつ、せっかくの気持ちの良い天気にもかかわらず窓を閉め切って車を走らせました。

真面目すぎるNPO活動。

話は変わって、昨日はNPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会の定例会と研修会があり、ここでも理事の末席に名を連ねさせてもらっている私も参加させて頂ました。このNPO法人の活動は、兵庫県に住まう人が安心してリフォームできる環境を整えることを目的としており、意識の高い真面目な事業者が集まって活発な活動を行っています。その内容は、未だに暗躍する悪徳リフォーム会社に対する注意喚起のセミナーの開催や、自治体とタイアップして、地域の方がリフォームを行うにあたって古くなった建物をただ単にきれいにするだけでなく、性能改善提案の啓蒙活動を通して建物の人が暮らす上で非常に大事な住環境を整え、地域の方の健康に寄与する本質的なリフォームの普及に取り組んでいます。

既存住宅流通部会。

昨日の研修会では、国の方針でもある中古住宅の流通活性化の流れもあり、最近特に増えてきている中古住宅をリノベーションして新築に比べて費用を抑えながら思い通りの住まいを手に入れたいと言うユーザーが、安心して物件を取得できるようにと広まっているインスペクション(住宅診断)について、中古住宅の買取再販で実績を上げておられる不動産寄りの工務店経営者、Hさんを講師としてお招きし、不動産業界の立場からの意見を聞かせてもらいながらメンバー全員を交えての活発かつ本音トークが飛び交うディスカッションを行いました。

インスペクションの現実。

講師役のH社長のお話を要約すると、昨年の不動産業法改正で中古物件の購入者にインスペクションを行うか行わないかを確認することが義務化されたのを受けて、実際の取引現場ではどのようになっているかと言うと、重要事項説明書にチェックボックスが並んでいるだけで、詳しく説明されていないのが現状で、積極的にインスペクションを進める不動産会社はほとんどいない。売主にインスペクションをすることによるメリットを感じてもらえない以上、普及することはないのでは、と言う厳しい見解でした。非常に残念ですが、木造一戸建てのまだギリギリ資産価値が認められる築20年前後の建物でインスペクションを行なって資産価値以上のいい結果が認められる建物は殆どなく、建物の価値を明らかにする為ではなく、買い手側の不安要素の確認の為に行うのみになっているのが現状のようです。

建物診断の本質は劣化予防。

ちなみに、すみれでは中古住宅の売買のシーンだけではなく、お客様の持ち家の定期健康診断的な位置付けでのインスペクションを積極的に行っています。それは将来的にメンテナンスにかかる費用と時期を明らかにすることによって建物の劣化を予防する意識を持ってもらうための取り組みで、OB顧客には「おかげで安心して住める。」とご好評を頂いています。また、最近特に増えている中古住宅の購入を検討されている方からのインスペクションの依頼は、「新築住宅を取得するか、中古住宅を購入してリノベーションで費用を抑えて快適な住宅を取得出来るか迷っている」と言われる方がとても多くなっています。

新築住宅or中古×リノベ

「新築とリノベ、どちらがおトク?」の判断は物件次第で大きく変わるので一概にどちらがいいとは言えませんし、新築よりも難しいリノベーション費用の算出や、様々な住宅税制の優遇措置等もあり、その選択は簡単ではありません。その比較検討の難しさからか、綿密に条件を調べて検討することなく、場所や外観を見て直感的に判断されて中古住宅を購入される方も多くおられる様で、私にすれば「そんなに簡単に決めて大丈夫かしら、」と心配してしまうことも少なからずあります。この辺りが住宅取得者の7割が購入後に後悔をされると言われる原因だと思いますが、これから住宅購入を検討されている方のために、いつも私が相談を受けた際にアドバイスしている点を以下に記しておきたいと思います。

中古住宅の選び方の基本。

まず、中古住宅の選定ですが、基本的には昭和56年以降に新耐震基準で建てられて、かつ、新築当時の図面と建築確認完了済証が残っているものをお勧めしています。この条件を満たさない物件は、インスペクションを施しても見れない部分に不安要素が多く、購入後内装をばらしてみるとびっくり仰天と言うことが少なからずあります。また、銀行融資を受ける際の担保価値の基準に耐震等級1をクリアしているか、の項目があり、(住宅ローンを利用されなくても耐震性のは重要ですが、)金利の優遇も変わったりしますので住宅ローンを利用する場合は耐震補強をしなくてもその基準を満たしているものを選ぶべきです。

住宅はランニングコストで考える。

最低限の基本性能である耐震がクリアされていれば、物件の良し悪しは立地やデザイン、老朽間の程度等物件によって様々ですが、共通して言えることは断熱性能、省エネ性能が高いものは殆どないということです。これは現在の新築では主流になった高断熱、高気密住宅に比べて冷暖房の光熱費が嵩む事になるので、それも含めて費用の部分だけはしっかりと確認されることを強くお勧めしています。現在、住宅の取得は住宅ローンを利用することがほとんどになっています。中古住宅の購入でも住宅ローンの利用もできますし、リノベーション費用も一緒に融資を受けて住宅ローンに組み込むことも最近は多くなりました。ここで特に留意していただきたいのは、住宅はイニシャルコストで考えるべきではなく、毎月の支払いを積み重ねるランニングコストで考えるべきだと言うことです。

住宅費用の総額を試算する

わかりやすくシュミレーションを行って比較してみます。
例えば、築20年の一戸建て住宅が2千万円で販売されていたとします。土地が40坪で坪単価が40万円、土地価格が1600万円、建物評価は400万円と設定します。その中古物件を内外装や水回りを全て改装するリノベーション費用と合わせると3000万円程度になります。
同じ地域で新築を建てる、もしくはその物件を解体して建て替える場合、30坪の建物をZEH仕様(一次エネルギー換算でゼロになる)で2400万円(坪80万円)で建てた場合、土地と建物総額は4000万円(解体して建て替えたら4200万円程度)となります。
この場合、住宅取得にかかる初期費用としては中古×リノベの方が1000万円ほど抑えられるように思いますが、月々の支払いで考えると、ZEH使用の住宅との光熱費は月平均2万円の差額があると考えれば、30年の期間で見ると、その差額は720万円となり支払う総額は大して変わらなくなる可能性があります。

新築の方が安いんかい!

更に、住宅を取得される方が意外と気にされないのが住宅ローンの金利です。史上最低の金利となっている今は、絶対に固定金利を選択すべきタイミングとなっておりますが、新築の方が金利優遇が大きく、中古×リノベーションの場合は金利が高く設定されることが少なくありません。ちなみに、私たちが新築でオススメする兵庫県産木材特別ローンは0.8%の固定金利です。リノベーション 物件で金利優遇が適用されない場合、固定金利にすると2%を超える可能性もあり、この金利差を上述の案件の支払い総額で計算してみると、、
・中古×リノベ  購入費3000万円 光熱費720万円 金利(2%)1173万円 支払い総額4893万円
・ZEH仕様新築 購入費4000万円  光熱費0円    金利(0.8%)587万円 支払い総額4587万円

なんと、新築の方がトータルコストでは安くなります。更に、住宅ローン減税の拡充やエコポイント、地域型グリーン化事業の補助金の活用等々、新築にはまだおまけが沢山ついてきて、実際はもっと支払い総額が減る事になります。以上で住宅はランニングコストで考えるべき、という私の持論をご理解頂けたと思います。新築か、中古×リノベにすべきか、と迷われている方、いつでも個別のご相談を承りますので、お気軽に私(高橋)までお声がけください!(笑)

______________________

◆~古民家から再生プロジェクト~ 祝!第一期改装工事終了お披露目パーティー開催します!

本格的なリノベーションを前にとりあえず泊まれる様に水回りと二部屋の改修を行いました、世界に一つの研ぎ出し風呂や、断熱塗料ガイナの実証実験室など結構見所もあります!
日時:2019年3月30日土曜日 10:30〜17:00
場所:兵庫県丹波市春日町下三井474
詳細:https://www.facebook.com/events/296991217900771/

◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。

原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

◆最新の情報と共に学び続ける場の提供としてメールマガジンを配信しています。

無料登録はこちらから→https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

________________________________________

菜の花忌とオッサンの情熱の燃やし方。

平成31年3月25日晴れのち曇り

春の足音。

天気の週間予想によると神戸の桜の開花予想は3月27日とのことです。いつもの朝のお散歩でアイドル犬チャックと伊川の河川敷を歩いていると、桜の蕾が少しだけほころんできておりました。今日も日中は気温が随分と上昇すると言うことでしたし、この調子だと天気予報のキャスターが言った通り、明後日には井川の千本桜も花を咲かすかもしれません。河川敷の千本桜が咲き誇る本格的な春、まだ気分もウキウキとまではいきませんが楽しみです。

利休忌。

その3月27日は、茶の湯の太祖、千利休が使えていた豊臣秀吉に命じられ、自害をして果てた日で、茶の湯の世界では利休忌(菜の花忌とも言われる)として千利休を偲ぶ茶会が営まれ、お茶湯(おちゃとう)といって床の間に茶の湯をお供えする行事が行われます。昨日は私も一向に上達しないながらも長年通い続けている茶の湯のお稽古でそのお茶湯のお稽古に参加させて頂き、床の間に掛けられた利休さんの辞世の句と画賛が描かれた掛け軸に向かって茶の湯をお供えさせて頂きました。

利休辞世の句

へうげもの。

ご存知の通り千利休は戦国時代が終わりを告げる織田信長が天下統一を果たす頃から信長、秀吉と天下人に仕えて茶の湯を指南し、当時は戦国大名と並ぶ権勢を誇ったとされています。戦国時代を生き残った大名達の茶の湯熱は今では考えられないほどの熱さ、高さで、信長が所有していた「肩衝」と呼ばれる小さな茶入一つがが城一つと同じ価値だったというのは有名な話です。詳しくは今も根強い人気を誇る織部焼の創始者、古田織部を主人公に独特の視点で茶の湯の観点から戦国時代を描かれた漫画「へうげもの」とそれを紹介したマンガ新聞の記事をご一読頂ければと思います(笑)→http://www.manga-news.jp/news/body/1526

へうげもの へうげもの

ぷっ!

先日の東京でのセミナーで、マーケティングの概念を紐解いて日本古来からの価値観に照らし合わせて「一期一会」の在り方を事業へ落とし込む説明する際に「実は私、茶の湯のお稽古に通い続けておりまして、」と申し上げると、最前列におられた新建ハウジングの編集長に何故か吹き出されてしまいました。理由は定かではありませんが、要するに私のイメージが茶の湯とよっぽどそぐわなかったのだと思われます。(苦笑) 近年、茶道と言うと華道や料理教室と並んで花嫁修行の為に通うと言ったイメージが強いのか、すっかり女性向きのお稽古として認識されている感が否めません。しかし、戦国武将がこぞって茶の湯に入れ込んでいた時代に千利休が千家流茶道を大成されたのですから、そもそもは茶の湯は男の世界の嗜みであったのは疑う余地はありません。そう考えるとガテン系の私がお稽古に通っていてもそんなに違和感が無いと思っています。(笑)

年老いてなお持つべき情熱の炎。

茶の湯が元来、男っぽい趣味であると前述の戦国大名達の茶の湯熱でご紹介しましたが、それを改めて感じたのは、昨日のお稽古の際、床の間に書けられていた掛け軸に書かれていた千利休の辞世の句の文言です。茶道を極め、流派を大成させた茶聖千利休居士がその人生の最後に詠んだ句がまるで武人のそれのような激烈な語句が踊っており、静寂を愛し、侘び寂びの世界観を確立させた茶聖は静かな佇まいのその奥に、燃えたぎるような情熱を隠し持っており、自刃にて果てる70歳になってまでなお、その種火を持ち続けていたのかと改めて感じさせられる事となりました。「50歳を過ぎてオレモそろそろシニア世代やな、」などとこじんまりしている場合じゃなく、まだまだ情熱の炎を燃やして熱く生きなければ、なんて思った次第で、本当に茶の湯のお稽古で学ばせて頂ける事の多さには感心と感謝するばかり。ちなみに、私は「男の人が40歳を過ぎて、茶の湯の一つも嗜まれへんのはまずいでしょ」とお世話になっていた方に誘われてお稽古に通うようになりました、オッサンにこそ、茶の湯に親しまれる事を強くお勧めします!

千利休の遺偈

人生七十 力囲希咄 (じんせいしちじゅう りきいきとつ)

吾這寶剣 祖佛共殺 (わがこのほうけん そぶつともにころす)

堤る我得具足の一太刀 (ひっさぐる わがえぐそくのひとたち)

今此時ぞ天に抛(いまこのときぞ てんになげうつ)

______________________

◆~古民家から再生プロジェクト~ 祝!第一期改装工事終了お披露目パーティー開催します!

本格的なリノベーションを前にとりあえず泊まれる様に水回りと二部屋の改修を行いました、世界に一つの研ぎ出し風呂や、断熱塗料ガイナの実証実験室など結構見所もあります!
日時:2019年3月30日土曜日 10:30〜17:00
場所:兵庫県丹波市春日町下三井474
詳細:https://www.facebook.com/events/296991217900771/

◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。

原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

◆最新の情報と共に学び続ける場の提供としてメールマガジンを配信しています。

無料登録はこちらから→https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

________________________________________

イチローが示した状態管理による弁証法的螺旋

平成31年3月23日曇り

三寒四温。

春のかかりは3日寒い日の後に4日天気の良い日が訪れて、徐々に暖かくなって行くと言いますが、桜も咲き始めたと言うのにまだまだ寒い日が続きます。明日は毎月開催しているOB様の暮らしを楽しんで貰うきっかけ作りの取り組み、「すみれ暮らしの学校」の春の一大イベント、収穫祭を開催する予定となっており、あまりの寒さに少し心配になって天気予報をチェックしてみると、三日間寒い日が続いたからなのか、明日からは少しずつ春らしいお天気が回復するとの予報に胸を撫でおろしました。うららかな春の日差しの下、沢山の方に畑で楽しんでいただければと思います。私は茶の湯の稽古があり残念ながら参加できないのですが。。

イチローロス。

昨日の引退報道からメディアではイチロー選手の引退会見の話題ですっかり持ちきり、日本野球界、いや、今や世界の野球界の至宝といっても過言でない、数々の素晴らしい記録を打ち立てたイチロー選手の偉業を振り返り、称える報道が何処を見ても溢れかえり、まるでイチロー選手がメディアをジャックした感さえありました。私も一人のファンとして何度も繰り返されるそれらの報道を見て28年間という長きにわたり殆ど怪我も無く活躍し続けられた選手生活を支えた、ストイックとも言われる状態管理の凄さを改めて再認識させられました。

成果は目標達成能力に由来する。

スティーブンRコヴィー博士が原理原則論の一丁目一番地として提唱された概念に「P/PCバランス」があります。「成果は状態に由来する」とのあたりまえに過ぎる考え方で、成果を求めるならば目標達成能力を身につけた状態を整えるべきで、鍛錬も節制もする事なく、まぐれ当たりに期待して打席に立ち続けるのは愚の骨頂なのは誰にでも分かる簡単な理屈です。ドラフト4位でオリックスに入団した時点ではスター選手でもなく平凡な評価を受けていたイチロー選手が若干20歳で200本安打を達成した背景には才能だけでは無く、人並み外れた努力があった事は容易に想像出来ましたし、私も当時、地元球団に彗星の様に現れた若きスター選手に随分と興奮させられました。

状態管理への執着。

イチロー選手がこの度の引退会見の中で「大リーグに移籍後もシーズンオフには神戸に帰ってきてデビュー当初から続けている自主トレを繰り返してきた。」と語られておりました。私がイチロー選手の会見を観ていて最も心を打たれたのはその言葉で、前人未到の偉業を成し遂げ、世界のトップ選手になった後も新人だった頃と同じ場所(しかも神戸!)で同じ様な練習を繰り返して来られたとのエピソードは、(数年前まで定期的に神戸に戻られていることを知ってはおりましたが、それが昨年まで続いていたとは思ってもおらず、)驚くと共にルーティンを守る状態管理への執念の様なものを感じたのです。

対処の連鎖からの脱出。

先日行った大阪での職人起業塾の研修のマーケティング理論をレクチャーする中で、目的意識を持つことの重要性と、確固たる方向性を持つことで学ぶ事、それを実践する事が、モグラたたきゲームの様な「問題発生→対処」を繰り返すその場凌ぎの繰り返しではなく、根本的問題解決に進む様になると伝えました。目的意識を持って物事に当たれば、同じことを繰り返している様に思えても、行ったり来たりするのではなく、少しずつ目指す方向に近づいて行き、レベルが上がる事で根本的問題解決に近づいて行くという理論で、これこそが原理原則系マーケティングを学ぶ中で最も重要な概念だと塾生さん達に熱く語りかけました。

イチローの弁証法。

それは哲学者ヘーゲルが提唱した弁証法で示される螺旋的成長のスパイラルに入ることであり、上から見ていると同じところをぐるぐる回っている様ににしか見えないが、視点を変えて側面から見れば(目的や目標に近づくべく)上昇している図に示されます。この概念を言葉で説明しても中々理解されるのは難しいですが、上述のイチロー選手のエピソードを引用すると、非常に分かりやすく、傍目から見ると長年に渡り同じ場所で同じ様な練習をしている様に思えますが、実はそのレベルは毎年高まり、年数を重ねる事で誰もが届かない高みに上り詰める事が出来たという最たる事例であり、最も分かりやすい弁証法の実例だと思います。

問いを立て、志を掲げる。

成果は状態に由来する。状態管理は習慣に由来する。習慣は目的意識を持ててこそ継続する事ができる。目的を強く意識するには、自分自身に対する「何のために」との問いを持つ事から。原理原則に基づいたマーケティング理論とはこの当たり前の積み重ねであり、人生や仕事への「問い」を立てて、自分が行うべき事、叶えるべき「志」を明らかにすることから始まります。「志を立てて以って万事の源と為す」との吉田松陰先生の至言はマーケティングを学ぶ者が初めに胸に刻み込むべきだと私は塾生さん達に対して言い続けており、その全体像を理解してもらうのにこの度のイチロー選手の引退会見は随分と多くの示唆を示し、気付きを与えてくれたと思うのです。

謝辞。

この度、現役選手としては区切りをつけられたイチロー選手は、神戸の震災後のオリックスの優勝をはじめ、200本安打を10年間連続で続けて状態管理と習慣の大切さ、誰にでも出来る事を誰にも出来ないレベルまでやり切る事で手に入れる事が出来る高みを見せてくれたなど、私達に多くの勇気を与えて下さいました。彼のこれからの新たなステージでの益々のご活躍を祈念すると共に彼が実証した原理原則、ヘーゲルの弁証法の実効性を心に刻み込み、実践したいと思います。イチロー選手、28年間お疲れ様でした。ありがとうございました!

______________________

◆~古民家から再生プロジェクト~ 祝!第一期改装工事終了お披露目パーティー開催します!

本格的なリノベーションを前にとりあえず泊まれる様に水回りと二部屋の改修を行いました、世界に一つの研ぎ出し風呂や、断熱塗料ガイナの実証実験室など結構見所もあります!
日時:2019年3月30日土曜日 10:30〜17:00
場所:兵庫県丹波市春日町下三井474
詳細:https://www.facebook.com/events/296991217900771/

◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。

原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

◆最新の情報と共に学び続ける場の提供としてメールマガジンを配信しています。

無料登録はこちらから→https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

________________________________________

上っ面のリスクリバーサルと絶妙バーガーキャンペーンの評価。@職人起業塾 大阪

平成31年3月22日 曇り

上っ面のアクションはいらん。

今日は大阪。第13期職人起業塾の講師役として朝から張り切って出かけて夕方までの研修、深夜までの懇親会と相変わらず一日中熱く語り続けました。大阪での研修もそろそろ終盤に入り塾生の皆さんは自分自身で立案したアクションプランに熱心に取り組まれており、イメージしていた通りの成果を出される方も数人出てきたりと随分と盛り上がってきました。職人起業塾の6か月コースではマーケティングのコンセプトを時間をかけて丁寧に解説しており、それを実業に落とし込んでもらうことを目指しています。アクションプランも然りですが、マーケティング理論を学び活用してもらう中で、絶対に上っ面の薄っぺらいマーケティングアクションは慎む様に、使い方を誤れば却って顧客の信頼を失うことになると口を酸っぱくして言い続けており、本質的な視点を持って業務に当たるように伝えています。

一等地に立地するハンバーガーショップ。

最近の大阪での研修は新大阪の会場をお借りしています。講座の中盤で「リスクリバーサル」の概念を説明するのに、実例として引用している企業が新大阪駅の改札を降りてすぐにあり、講座の度に毎回、そのお店の繁盛具合が話題にのぼります。それは新大阪駅の改札を出るとすぐ目の前に大きなハンバーガーの写真を貼り出しているお店で、店頭にでかでかと張り出されたバナー広告にはチーズが溶けておいしそうなハンバーガーの写真とともに「絶品バーガー」との目立つ文字が踊っています。飲食店舗の売り上げを左右する大きな条件として人が集まるロケーションが挙げられますが、そこはハンバーガーショップとしては抜群の立地で営業しているお店です。新幹線も乗り入れている都会の大きな駅の改札前に、手軽に食べれて誰もが好きなおいしそうなハンバーガーショップがあれば繁盛すること間違いなし。と思いきや、中を覗いてみるといつも微妙に席が空いており、なんだか少しもったいないような印象を持っていました。

リスクリバーサルという概念。

数あるマーケティングコンセプトの中でもスタンダードな部類に入る「リスクリバーサル」は顧客が買わない理由(リスク)をひっくり返し、購入を促す概念で、代表的な例として良く紹介されるのは購入後、その商品に納得できなければ代金を返す「返金保証」です。近年はTVショッピングをはじめとする通信販売ではすっかりおなじみになりましたが、飲食店舗でこの返金保証を付加したサービスを行っているケースは非常に稀で、日本では殆ど見ることはありません。ちなみに台湾では「不好吃免錢」(不味かったらお金はいらない)と看板を掲げたタンメン屋さんが数多くあり、マーケティングコンセプトと言うよりも店名?ジャンル?として良く知られています。それだけ味に自信があるという意味の様で、実際にそのお店で細麺のタンメンを食べて、不味いからと支払いをしないことはないらしいですが、一番最初はクレームを言ったお客さんにはお代を貰っていなかったのかも知れません。

期待を裏切るマーケティング施策。

駅前のハンバーガーチェーン店の話に戻ります。そのお店では2009年に「絶妙バーガー」と言う高級路線のハンバーガーを新発売して上述のリスクリバーサルの手法を使って、「美味しくなかったら返金!」のキャンペーンを行いました。改めてネット上で調べてみると、返金の条件は食べかけのハンバーガーを半分以上残して申し出ることと、個人情報を提供して一度きりしか返金は受けられない様にしていた様です。実は元来の新し物好きなのと、マーケティング学んでいた関係もあり私も当時その絶妙バーガーを新大阪駅の改札前のお店で食した覚えがありまして、10年以上前のことで随分と記憶は曖昧ですが、印象に残っているのは、「これぞ王道!」と大々的に宣伝されていて期待していたほど特別美味しくなかったのと、店先で返金の条件を聞くと、免許証がいるとか、アンケートに答えてもらいたいとか、あれこれと面倒なことを言われ、結局、(朝の忙しい時間に立ち寄ったのでは)実際は返金などしてもらうことはない。と言うこれも期待を大きく損なうものでした。

目先だけの成功例。

インターネット上でその当時の記事をみると、返金保証を大々的に宣伝したことが幸いして約2週間で約120万食と大きく売り上げを伸ばしたとか、キャンペーン当初は1%〜5%の返金率を見込んでいたのが、0.2%に留まったとか、概ね新商品販売のマーケティング戦略が成功したかの様に評されています。しかし、自分自身の経験から鑑みると、私の様な新し物好きの人が多く購入したのは間違いありませんが、味も返金のシステムも期待値に達しないと感じた人も少なくなく、返金を求めた人の割合が0.2%と予想を大幅に下回ったのは、返金する際のややこしいハードルの設定のせいでは無かったかと思うのです。私個人的な意見では、本当に返金保証が顧客の支持を得たのであれば、一時的なキャンペーンではなく、継続したサービスとして定着すればよかったはずで、そうしなかったのは単に新商品に話題性を持たすための薄っぺらいマーケティング施策で、目先だけの利益を追った本質的な顧客主義からは外れていたのでは無いのではないかと思うのです。

マーケティングで目指すべきは長期的、安定的な売り上げ。

以上は、あくまで私の私見であり、そのハンバーガーチェーン店が返金保証キャンペーンを行なった後の業績の推移は公開されておらず、キャンペーンをキッカケにファンを増やし、長期的な収益に結びつけたかは定かではありませんが、昨年の決算では大幅な赤字を計上しており、今日、その店舗をみると一等地にあるにも拘らずとうとう閉店のお知らせが告知されてありました。確かに、私も2009年に絶妙バーガーを食してから、なんとなく期待を裏切られた体験に引っ張られてそのお店を利用することから足が遠のいておりましたし、いつ見ても周りの店舗に比べて空き席が目立っていた様に思います。私と同じ想いを抱かれている人が少なからずいるのではないかと思っていました。一時的に爆発的な売り上げ増を呼ぶマーケティング施策は本質を外し、客を欺く様なことになると却ってダメージを与えるのではないかと思うのです。

弱みをさらけ出せ。

職人起業塾で塾生たちに伝えているマーケティングはあくまでも顧客からの信頼をベースにした売り込み、宣伝広告不要で持続的に売り上げを上げ続ける自社独自の市場(マーケット)を作る方法論であり、入口はともかく、最終的に期待を裏切る上っ面だけの施策は絶対にやめるべきだと言っています。本質的なリスクリバーサルとは、顧客が決して口にしない、しかし、胸の奥に抱えている不安に対して積極的に正面から向き合うことであり、その最たるものはこれまでにお客様から頂いたクレームを公開することだと思っています。人は誰しも、自分の良いところは声を張って人に伝えたい。しかし、弱みは隠しておきたいものです。顧客が抱えるリスクの本質はその弱みにこそあると考えれば、自社が抱えるリスクを明確に示し、その対応方法や改善に向けての努力を伝える方が、返金保証などよりもよっぽど本質的なマーケティングアクションとなります。情報革命によってあらゆることが白日の下に晒される今の時代、隠し立てしたところで結局全てはバレてしまいます。自ら弱みを正直に伝える「在り方」を正すところからマーケティングは取り組むべきだと思うのです。

__________________________________________

◆~古民家から再生プロジェクト~ 祝!第一期改装工事終了お披露目パーティー開催します!

本格的なリノベーションを前にとりあえず泊まれる様に水回りと二部屋の改修を行いました、世界に一つの研ぎ出し風呂や、断熱塗料ガイナの実証実験室など結構見所もあります!
日時:2019年3月30日土曜日 10:30〜17:00
場所:兵庫県丹波市春日町下三井474
詳細:https://www.facebook.com/events/296991217900771/

◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。

原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

◆最新の情報と共に学び続ける場の提供としてメールマガジンを配信しています。

無料登録はこちらから→https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

________________________________________

カリスマ左官と職人自助論。

平成31年3月21日 春分の日 雨のち曇り時々晴れ

古民家ワークショップ2Days

今日も終日丹波。昨日の夕方スタートした、初めての出張開催となった元祖職人起業塾のホットシートのワークショップの後はそのままディスカッションを続行しつつ、猪鍋と丹波産の地酒に舌鼓を打ちまくる懇親会になだれ込み、「合宿」と定義されていた通り、参加メンバーと夜中遅くまで話し込んでそのまま寝袋で就寝。非日常的な熱く、楽しい時間を過ごしました。今朝はその流れのまま「古民家から再生プロジェクト」のDIYワークショップを行いました。決して丹波に移住したわけではありませんが、どっぷりと田舎暮らしを堪能しています。(笑)

カリスマ左官の手ほどき。

今日のDIYワークショップは、当初の予定にはなかったのですが、急遽カリスマ左官の植田親方が現場に来てくれることになり、親方にご指導いただきながら漆喰を塗ると言う類稀な機会に恵まれました。以前、Facebookで植田親方が但馬の現場に来ると告知したときは、親方に会いたさに多くの申し込みがあり、DIYワークショップと言うよりは、「左官なんでも相談室」の様相を呈してしまうほどの大人気ぶりで、今回は事前の告知をしていなかったにもかかわらず、風のうわさで親方が丹波に来てると聞きつけた建築女子が突然、押し掛けてくるなど、あいからず植田親方人気は絶好調です。実は、私も鏝捌きを少しばかり教えてもらいたいと思ったりもしましたが、大人気無いのでやめました。(笑)

カリスマ左官の話。

日本の左官のトップレベルの技能と知識を待たれた植田親方は、全国で「日本の指間を考える会」という技術研修会を主催されており、明日開催のたびに全国各地から多くの左官職人さんや新素材を求める設計事務所やデザイナーさんが植田親方に手ほどきを受けたい、話を聞きたいと集まられます。そんなカリスマ職人を丹波ワークショップで10時と3時の休憩と昼食の時間を独占して、様々な話を聞かせていただけるのは本当にありがたいことで、私のような町屋の大工には経験のない左官による伝統工法の詳細をご教示をいただけるのは本当に幸せな時間です。ま、建築とは関係のない職種の方も熱心に聞かれているのでそれだけ親方の話が面白いと言うことなのでしょう。

職人の思考。

そんな植田親方の話の中で、「磨き」と言われる左官の伝統工法は現場に行く前段階の仕込みに非常に手間と時間がかかり、実際に現場で施工している時間は短時間でもかかる費用は高額になり、1m2あたり10万円を超える事も少なくないと言われていました。それが高いか安いかは伝統工法に価値をおくか否かで人それぞれとは思います。しかし、日本でトップクラスの技術を持っておられたら、何人かかったかと言う人工計算ではなく、自由に値決めしたらいいと思うのですが、金額を日当計算を基準にして決められるのは流石は職人で商いとは一線を画す実直な姿勢に好感と共に改めて尊敬の念を抱きました。

職人の単価を再考すべき理由。

先日、大阪での職人起業塾オープンセミナーの後の懇親会で、セミナーの感想を皆さんに一言ずつ話して頂きました。その際に元大工の経営者さんが口にされたには私が「職人がもっと稼げる様にならないと、建築業界は職人不足で立ち行かなくなる。」と言う持論に諸手を挙げて賛成で、「今や設備関係の職人よりも大工の方が収入が少なく、それをなんとかしたいとずっと思っていた」との事でした。上述の植田親方の値決めの根拠、日当計算の延長線上で施工費を決める方法を私も含めて職人出身者はついとってしまいがちで、その根本である単価(日当)を世間一般の通り値で考えてしまいがちです。しかし、昔ながらの徒弟制度が崩れ、若い職人もそれなりに稼げなければ離職してしまう今の時代、次世代の職人の育成を見込んだ単価への修正が出来なければ建築業界は衰退の一途を辿ることになります。

自助の精神が建築業界を救う。

ただ、それぞれの業界にはそれぞれ通り値があり、一社のみが飛び抜けて値段が高くなると一瞬にして競争力が無くなり、売り上げを上げる事が難しくなります。売り上げ不振に陥り事業所が破綻してしまう様な事になれば本末転倒であり、このジレンマが解消出来なかったから、建築業界は圧倒的な職人不足に陥った訳で、今まで業界が手を付けて来なかった根本的な問題解決を行なうべき時期に来ています。私は自分自身がそうしてきた様に、職人が若者に憧れられるくらい稼ぐ様になるには、自らが稼げる様になる努力を行うべきで、また、実際にどの様にすれば良いかの教育をすべきだと考えて、全国で職人をはじめとする建築実務者向けにマーケティング理論を教えている次第です。「天は自らを助くる者を助く。」サミュエル・スマイルズが唱えた「自助の精神」を日本中の職人達に伝えたい。そんな風に思ってます。伝われば良いんですが、、

古民家活用のビジネスモデルキャンバス@元祖職人起業塾 丹波出張開催。

平成31年3月20日快晴

春本番!

3月もいよいよ終盤戦に突入しました。明日は春分の日、そろそろ春も本格化する時期となりました。今朝は朝から雲1つ無い良い天気で、日中は20度近くまで気温も上昇、汗ばむ陽気になったのと同調して、気分も上がり気味になるはずでしたが、高速道路から遠くの海を見てみると花粉なのか黄砂なのかは分かりませんが水平線が黄色くにじんでおり、今年から突然アレルギーを発症している私としては少し気が重たい1日となりました。夕方丹波に向かう頃にはあちこちが痒くなり、完全にアレルギー物質の許容量、コップが溢れたのだと改めて自覚した次第です。早々に何とか対策を考えなければなりません。

初の元祖職人起業塾、出張開催&合宿

夕方から丹波に向かったのは、昨年から絶賛進行中の「丹波古民家から再生プロジェクト」の着工中の古民家で、普段はすみれ本社で行っている月に1度のマーケティングの勉強会、元祖職人起業塾を開催することになったからで、念願だった初めての出張開催(&合宿)に胸を躍らせながら向かいました。いくつになっても合宿と言う言葉を聞くと何かワクワクしてしまいます。

古民家のビジネスモデルを考える。

今回、勉強会を丹波で行うことにしたのは、ただ単に私が合宿がしたかったと言うわけではなく、勉強会のテーマがホットシート(メンバーの中の1人を取り上げてそのビジネスモデルをブラッシュアップするワークショップ)に「丹波古民家から再生プロジェクト」の中心メンバーである自然食レストラン三心五観のオーナーの藤本さんをピックアップしたからで、ゲストハウスとして再生する古民家のこれからの運営、サービスデザインを考えるワークショップを行うと言う位置づけだったからです。

イメージよりもリアル。

今日のワークショップは管理人室としてDIYで断熱改修を行った離れの部屋でしたが、ワークショップが始まる前に参加メンバー全員に実際にゲストハウスとしてリノベーションする古民家を見てもらい、良いところも悪いところもリアルに把握してもらってから、どのような使い方をすれば多くの人に利用してもらい、持続可能なビジネスモデルを構築することができるかを考えて貰いました。写真や図面でイメージを膨らましながら考えるのでは無く、実物を体感してからのワークショップは思っていた通り、実際の運営に採用できそうな素晴らしいアイデアが次々と生み出されました。

リノベーションは単なる手段。

私も企画段階から深く関わっているこの「丹波古民家から再生プロジェクト」は単に古い空き家をリノベーションして収益物件に生まれ変わらせるだけが目的ではありません。古民家再生における1番のネックである多額のリノベーション費用を地元の人とこの古民家を利用したいと思う人達によるDIYで建築費用を抑えながら、共に作るコミュニティーを生成させて、工事完成後の運営にも、たくさんの人に自分事として関わってもらうことで大きな価値を生み出し、お力をお借りできるのではないかと思っています。イノベーションは単なる手段であり、DIYワークショップをすることで、コミニケーションツールにできるのではないかと思ってお手伝いをしています。

顧客は誰か?

今回の元祖職人起業塾のテーマ、「リノベーション下で再生した古民家をどのようにビジネスモデルを構築するか?」は、実は昨年の夏のキックオフパーティーのまだ以前から、運営主体である「春日町大路未来会議」の皆さんと何度も話し合ってきました。基本的には一棟貸しのゲストハウスとして運営することになっております。ただ、宿泊客は週末に固まるのは費用見るより明らかで、それでも一応運営ぐらいはできますが、大きな目的である地域活性化にはほど遠く、普段から人で賑わう開かれたコミュニティースペースにしたいと言う思いがあります。それを実現するには違う顧客を探さなければなりません。

目的をデザインする。

3ヶ月に1度行っているホットシートのワークショップではビジネスモデルキャンバスのフレームワークを使って、既存のビジネスモデルのブラッシュアップや新規事業における持続可能な収益モデルを模索します。ネタ元のビジネスモデルジェネレーションにはフレームワークの順番が非常に重要だと書かれており、まず1番初めに「顧客は誰か?」を考えるべしとされています。今回のワークショップでは、再生した古民家を平日に活用できるような運用案を考えてもらいたいと皆さんにお願いしました。2つのグループから出された案はどちらもこれまでの視点とは全く違うもので、かつ実際に取り組んでみる価値のある実践的なものでした。私の思惑がズバリはまった形で、4月以降の第二期工事の計画、デザインにも反映させて、リノベーションのその先にある地域活性化と持続的なビジネスモデル構築を実現させたいと思います。ご参加いただきました皆様本日は本当にありがとうございました。

______________________

◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。

原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

◆最新の情報と共に学び続ける場の提供としてメールマガジンを配信しています。

無料登録はこちらから→https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

________________________________________

 

知的資産経営と事例の概念化。

平成31年3月19日雨のち曇り

すごい影響力。

火曜日は朝活の日。今朝もやっぱり夜が明ける前に朝起きして、神戸市倫理法人会のモーニングセミナーに参加。今日は鴨頭さんのYouTubeの動画を見て倫理法人会に入会された、宝塚で和食料理店を営む川上さんの講話でした。親御さんとの確執など赤裸々な体験談を語られる中で、「倫理法人会に入会して1年もたたないうちに圧倒的に人生が変わった。」と話されているのを聞いて、原理原則と習慣の威力の凄まじさを改めて感じさせられました。自らを世界を変える男と称する炎の講演家、鴨頭さん、確かにすごい影響力です。

行政書士会で講演。

昼からは久しぶりに建築業界以外での講演の依頼を頂き、兵庫県行政書士会の知的資産経営専門部会の研修会で登壇させてもらいました。2015年にすみれの知的資産経営報告書をまとめた時に、ご尽力いただいた上辻先生と、知的資産経営専門部会の委員長を務めておられる川島先生と私との3人の講演で、あまり下打ち合わせを細かく行っていなかったので、正直、どんな話をしたらいいかよくわかっておらず、知的資産経営を意識し始めてからの私たちの変化について話そうかとぼんやりと準備をしておりました。

知的資産初級講座

いざ研修会が始まってみると、上辻先生はマーケティング・ドリブンの基本的な話で、ビジネスモデルキャンバスを使って個人事業主や零細企業の知的資産及び事業価値を明らかにして、事業継承や事業譲渡のサポート時の考え方を示され、川島先生は長寿命企業がひしめく日本の老舗企業の老舗たる所以をひもときながら「知的資産経営とは」と基本の基本から改めてレクチャーされており、受講されている行政書士の先生方がほとんど知的資産経営のコンサルティングや報告書の作成ににまだほとんど携わっていない人ばかりで意外と初級者向けの研修会だということに気づかされました。

臨機応変が人間の強み。

「テクノロジーの進化が圧倒的なスピードで加速を続ける中、AIや機械になくて人間にあるものは心であり魂だ!それを鍛えずしてどうするか」と私は常日頃から言っておりますが、もう一つの人間が持つ非常に重要な特性は空気を読んで臨機大変に対応できることだと思っています。前段で講演されているお2人の先生の話を聞いて、急遽内容を変更して、行政書士の先生方がクライアントに知的資産経営報告書を作ってみませんか?」と提案する際に、クライアントにフューチャーペーシングと言われる「未来の姿を見せる」ことができるように知的資産経営報告書を作成した経験談を中心に得られるバリューについて1時間たっぷり説明することにしました。

事例の概念化

知的資産経営報告書とは実際の事業で行っているサービスや提供している商品を水面下で支えている考え方や理念、ノウハウや企業文化など見えない価値を明らかにするもので、私の言い方で言うと実際の業務の事例を概念化する取り組みと言うことになります。個別の事例は外に展開するのが難しいですが、一度概念化することで自社が持つリソースが明らかになり、違う商品やサービスを生み出しやすい環境作ります。例えば、スタッフが毎日、ブログの更新をして情報発信ができている強みは、会社の仕組みを習慣化できる強み、力が働いており、ブログ以外でも定期的なOB顧客のメンテナンスのお声掛けや、資格取得や商品知識の勉強会でスキルを積み重ねることができる。どういった風に強みの違う使い方を考えるごとにできたりします。

概念化で見つけた強み。

私たちすみれが知的資産経営報告書を取りまとめ、実際に起こなっている業務の概念化を並べて気づいた事は、それまで自社の強みだと思っていた、自社大工及び自社設計による設計施工の内製化と一元化が強みとかではなく、スタッフ全員でマーケティング理論に基づいたアクションプランを愚直に継続して行う習慣化が強みを発揮しており、マーケティング思考が実践されているという点でした。そこからの気づきで、現在すみれではマーケティング思考を強め、「家は立ててからがスタート」と言うコンセプトを明確に打ち出して、お客様の講習後の暮らしがいかに快適になるか、健康的で楽しい暮らしを手に入れてもらえるかに焦点を絞った設計施工を進めており、4年前に知的資産経営報告書をまとめた成果だと思っています。

地域経済は中小企業が支えている。

そもそも、工務店と言う業態は、同業他社との圧倒的な差別化や独自の強みは非常に持ちにくく、デザインや広報、使用する素材等で特徴を出したところで、簡単に模倣されますし、特許を取れるほどの商品開発も簡単ではありません。私たちのような小さな工務店知的資産などあるのかと思いがちですが、長年地道な取り組みを続けることで、誰にでもできることを誰にでもできないレベルに引き上げる事が可能で、それは企業文化が持つ知的資産といっても過言ではありません。そのように考えると、どんな会社でもなんだかの強みがあるでしょうし、その事例をまとめて概念化してみることで強みが鮮明に見えることがあると思うんです。今日私の話を聞いていただいた行政書士の先生方がそんな中小零細企業をサポートして、企業自体が自覚していない強みを抽出することで持続できるビジネスモデルの構築は大きく変わると思うのです。地域経済活性化のためにも、皆様のご活躍を心からお祈りしています。本日はありがとうございました。

______________________

◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。

原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

◆最新の情報と共に学び続ける場の提供としてメールマガジンを配信しています。

無料登録はこちらから→https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

________________________________________

 

マーケティングの2つの概念と自助論。

平成31年3月18日 曇り

満員御礼!

今日は大阪。先週の先週の東京に引き続き、大阪で一般社団法人職人起業塾のオープンセミナーを 開催しました。今回は定員30席に対して定員を大幅に上回るお申し込みを頂くほどの大盛況で、約半数の方が懇親会 にもご参加頂くなど、大いに盛り上がりました。ホームに帰ってきた感じ、と言うのでしょうか、初対面の方ともすぐに打ち解けて懇親会に飛び入りでご参加頂いたりと、やっぱり関西は温かい。なんて思ってしまいました。ま、先週の東京でもジンギスカンで散々盛り上がりましたが。とにかく、大勢の皆様、年度末のお忙しい時期にお時間を割いてご参加頂きましてありがとうございました。(笑)

2つの問題。

今期のオープンセミナーは「建築現場における真実の瞬間」と題して、消費増税後の需要の 冷え込み、そしてマーケットの縮小を凌駕する程の加速を続ける職人不足の、私たちが抱える 二つの大きな問題を根本的に解決する戦略をマーケティング理論を紐解きながらお伝えしています。 また、「信頼を失うのは一瞬、取り戻すのは一生」という厳しい事実に目を向け、社員教育のみならず、建築現場に携わる全ての職人、取引業者と同じ目的意識、ベクトルを合わせる 重要性に目を向けて、私達が取り組んでいる協力業者さんとの会議の運営の内容を公開して います。元請け、下請けという上下関係ではなく、共に顧客満足を創造することで未来を切り 開く、マーケティング思考の概念を実務に落とし込む取り組みに、多くの方に関心を持っていただきました。

マーケティングの二つの定義。

「マーケティング」と言う言葉の定義は幅広く、多岐に渡りますが、シンプルに考えると「市場(マーケット)の創造」と なります。そしてそれは「生涯顧客の創造」と「新規顧客の創造」の二つの概念の組み合わせ であり、両立することが必須です。もう少し踏み込むと、 生涯顧客創造:信頼関係構築(LTVの集積)、 新規顧客創造:イノベーション(前人未到の問題解決。) となり、この二つの複合体であることがわかります。要するに、あらゆる問題に対して対処ではなく、根本的な問題 解決を進めながら、目の前の顧客満足の精度を上げる事で集客の質の向上を図ることに他なりません。 この度の大阪でのオープンセミナーでは現場主義、現場マネジメント改革を通したその両方へ同時にアプローチする具体的 な方法論を提言としてお伝えしました。触りの部分だけ、ここでも記しておきたいと思います。

当たり前の積み重ね。

建築業で売上利益を上げ続けるのに、誰もが分かっている当たり前の原則論を積み重ねると、
完工無くして売上なし→職人がいなくては施工はできない→職人になりたい若者がいない→建築現場に魅力がない→建築現場で働く人が生き生きとそして豊かな暮らしをしなければ若者は来ない→現場実務者の給与、労働環境の改善が必要→今のままの働き方では現場実務者の所得を上げることは出来ない。→現場で次の受注を集め、売上を作ることで現場に付加価値が生まれ、待遇改善ができる→「未来の売り上げと職人不足」の根本的問題解決は現場にあり→現場実務者にその責任も役割もある→現場実務者の意識に未来はかかっている。となります。

役割を増やせば所得も増える原則。

簡単な話ですが、建築業において評価を得るのは現場でのものづくりと、現場が完成して引き渡してからの暮らしで満足してもらうしかありません。どんな商売でも同じですが、良い顧客を集めるには評価をベースにした信頼関係に裏付けされた紹介や口コミが一番です。現場実務者が絶対の顧客満足を得られる様に意識を変えてコミュニケーションをとり、細心の注意を払う様になれば、次の仕事を得るのはそんなに難しい事ではありません。現場で稼げる職人になれば、営業や販促の費用が浮くわけで、当然、自身の稼ぎは良くなって然るべきですし一番初めから自分が窓口を務めた現場を自分で施工して、お客さんに喜んでもらうと、「こんな素晴らしい仕事は世の中にそうはないやろ」と思えるくらいやり甲斐を感じます。若者が憧れてもおかしくないと思うのです。

自助論。

「天は自ら助くる者を助く」とはサミュエル・スマイルズが自助論の序文に書かれた言葉です。300人以上の欧米人の成功談を集めた書籍を中村正直が翻訳して『西国立志編』として日本で発売されたところ、日本史上最高のベストセラーと言われる福沢諭吉の「学問のススメ」に迫るほど爆発的な人気を博し、一時は教科書にも採用されたとの事で、明治から昭和にかけて欧米の列強国に追いつき、追い越せと国を挙げて学び、実践し、成長した時代に是とされ、原動力となった考え方と言っても過言ではありません。「自助の精神」の人に頼るのではなく自分自身で人生を切り開くとは、「意志のあるところ、道は開ける」と言う言葉と共に、意識を変えて実践し、習慣化する原理原則を愚直に守る事でもあります。結局、職人不足も外部環境に左右されない質の高い集客も、職人をはじめとする現場実務者の意識改革と実践出来る様に手助けをする教育にかかっていると思っています。

壁を越えるにはトレーニングとコーチが必要だ。

今回の大阪で開催したオープンセミナーは定員に達してから申し込みをお断りさせて頂いた方や、辞退された方も 多くおりますので、近々、追加での開催を検討しています。ただ、7月からスタートする6ヶ月研修は定員に達する可能性もありますので、入塾のご案内は出来ないかもしれませんが、、今月中には一般社団法人職人起業塾のHPもしくは fbページで告知を致しますので、ご興味がある方は是非お越しください。ブログ購読特典で参加費用は無料にてご招待とさせていただきます。理屈はシンプル、誰もが分かっている。しかし、分かっていることと、出来る事、出来ていることは全く別。知る→やる→わかる→できる→やっている。と学習から習慣化にはいくつものハードルを越える必要があり、トレーニングとリマインダーをかけるコーチが必要です。一般社団法人職人起業塾はその部分をお手伝いするグループコーチングです。少しでもご興味がある方は早めに事務局までお問い合わせをお願いします。共にマーケティング思考への学びに取り組みませんか?
https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/application/contact/

__________________________________________

◆初の出張開催!丹波にて無料の勉強会【元祖】職人起業塾開催します!

今回はホットシートなるワークショップを行います。以下に丹波の藤本が配信されている「サスライプロジェクト 公式メールマガジン」でご紹介してもらってたので内容を転載します!

改装中のcommuneca(コミュンカ)で3/20に職人起業塾を開催します。

職人起業塾とは古民家再生でお世話になっている神戸の工務店のすみれ建築工房の社長である高橋さんが
神戸を始め全国各地で開催しているマーケティングの勉強会です。

建築業界の方対象で受講料はひとり50万円するんですが月一回すみれさんで開催されているのは参加費がなんと無料で建築業界の人以外でも参加することができます!一応飲食業の私も1年ほど参加させてもらっていますしアロマ、エステ、保険、IT系、農家など様々な業種の社長さんや社員さん、これから起業を志している人など色んな立場の人たちが参加しています。

高橋さんの勉強会は小手先だけのマーケティングではなく会社、組織、個人のあり方を問う内容なので
業種や立場は違えど勉強になるし実践に役立つし異業種の人たちと交流できたりするとても有意義な会です。
・将来独立起業を考えている方
・今すでに起業している方
・起業はしていないけどマーケティングを学びたい方
・これからの生き方働き方あり方を考えたい方
には特におすすめです。

祝日の前日である3/20(水)の19時から21時までで希望者は起業塾終了後、懇親会にも参加することができます。懇親会はおひとり3500円で猪鍋や丹波の地酒などを飲み食いしながら高橋さんをはじめ参加者同士の交流を深めることができます。

3/16(土)の古民家再生のワークショップで3部屋ほど宿泊可能になる予定なので寝袋や布団を持参してもらったら無料で泊まることもできます。500円で貸布団も手配することができます。(必要な方は前日までにお申し付け下さい)

起業塾の翌日の3/21(木祝)は古民家再生のワークショップも開催しますのでセットで如何でしょうか?

職人起業塾の詳細、お申込みは
https://www.facebook.com/events/309700836402020/?ti=as

★古民家から再生プロジェクト
リアル劇的ビフォーアフターワークショップ@丹波

3/16(土) https://www.kokuchpro.com/event/190316/entry/

3/21(木祝) https://www.kokuchpro.com/event/190221/entry/

__________________________________________

◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。

原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

◆最新の情報と共に学び続ける場の提供としてメールマガジンを配信しています。

無料登録はこちらから→https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

________________________________________

 

タラソミックス研ぎ出し浴槽仕上げとガイナ実証実験レポート其ノ弐@丹波古民家から再生プロジェクト

平成31年3月17日曇りのち雨時々みぞれ

3月の霙。

今日は丹波。長崎から東京への出張から戻って来たところですが、午前中に新築(建て替え)検討中のお客様との初回面談でみっちり話し込んだ後、昼からは神戸から車で1時間のチカイナカ、丹波で絶賛進行中の古民家再生プロジェクトのDIY現場へと向かいました。3月も半ばを過ぎてそろそろ本格的な春になっても良さそうですが、山あいの集落である丹波はまだまだ寒く、今日は雨だけではなくみぞれまで降りだす始末。しかし、いつも通り何事も前向きに受け取る陽転思考を働かせ、寒いうちに断熱塗料ガイナの実証実験室のデータ取りをすることにしました。

1番風呂争奪戦始まる。

今日の丹波でのDIYメニューは話題騒然のエコ建材、断熱塗料ガイナの塗装と「日本の左官を考える会」を主催され、全国で左官職人への技術指導をされているカリスマ植田親方の考案によるタラソミクスの浴槽周りのアワビの貝殻やガラスなどの化粧骨材の埋め込み作業を行って貰いました。ガウディによる有機的なデザインを思わせる世界で1つ、唯一無二の研ぎ出し浴槽がいよいよ仕上げの段階に入り、その一部を子供たちに手伝ってもらいました。完成が近づくにつれて、あまりにもかっこいい浴槽に「誰が1番に入るんや?」と、1番風呂争奪戦が水面下で始まっており、私個人的には密かに発案者であり、お世話になったカリスマ植田親方に1番風呂に入りに来てもらおうかと計画しています。(笑)

こちら、現場からの中継です。(笑)

今日はFM 805但馬のラジオ局から取材にもこられておられ、レポーターの前川さんは、見たことも無い研ぎ出し浴槽のお風呂に驚かれ、植田親方に矢継ぎ早の質問。植田親方が失われつつある日本の伝統文化と技術の継承についての危惧と、古民家再生事業のあり方について淡々と語られておられました。「職人が手間暇をかけた仕事には何とも言えない良い風情が出る。」との植田親方の言葉には私も甚く納得です。植田親方の提案で、計画を変更してさっぱりと簡単で見た目がきれいなシステムバスを採用しなくて良かったと心から思います。井戸水を薪ボイラーで沸かせてこのお風呂につかるだけでも古民家に来ていただく価値があるのではないかと思っています。

ガイナ実証実験報告

夕方は遠く愛知県より10年前からガイナを使い続けておられる外壁リフォームのスペシャリスト館本氏がわざわざ丹波までお越しになられました。もちろん、他の所用のついでではありますが、それでも以前から興味を持っていただいていたらしく、篠山に来たタイミングでご連絡をくれて、是非、内装にガイナを使った実証実験室を見せてほしいとの事でした。床壁天井にガイナを塗布した部屋と、ほぼ同じ条件の無施工の部屋の両方に入って比べてもらったところ、確かにガイナを塗った部屋は暖かいとの感想で、データ収集のために持ち込んでいた室温計は、ほぼ同じ気温を指しているにもかかわらず、体感が違う事に改めて驚かれていました。

輻射熱を断熱する。

人の寒さ暑さの体感は、気温だけに左右されるものではなく、周りの床や壁からの輻射が大きな影響を与えます。ガイナを塗布した鉄板をバーナーで炙ったのち、表面を触っても熱くない、コップにガイナを塗布すると氷水を入れても一切結露を起こさないという実験結果から鑑みれば、無断熱に近い寒い部屋の内側に断熱塗料のガイナを塗布すると壁面や天井面からの輻射がなく、塗布していない部屋と室温が同じであったとしても、寒さや暑さが緩和されるのはあながちおかしなことではなく、効果があって当然と言えば当然。後は、製造元の日進産業社が言われる、セラミック効果で体内温度が上がるのかを、長時間この部屋で過ごして検証してみようと考えており、メーカーのプレゼンテーションが本当ならば革命的といっても過言でない位、この材料が画期的な内装仕上げ材だと言うことになります。引き続き、このブログで実証実験結果を報告して参りますので、建築関係の読者の皆様は楽しみにしていてください。(笑)

◆いよいよ3月18日月曜日開催!【満員御礼!】
職人起業塾2019 大阪オープンセミナー「建築業界が抱える諸問題の根本的解決へのアプローチ」

日時:2019年3月18日月曜日 14:00~17:00 場所:カラフル会議室 新大阪 大阪市淀川区 西中島 6-2-3 チサンマンション第7新大阪 1102号室 主催者: 一般社団法人職人起業塾 お問い合わせ:www.shokunin-kigyoujyuku.com お申し込みはこちらから→https://www.facebook.com/events/543933566013947/

__________________________________________

◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。

原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

◆最新の情報と共に学び続ける場の提供としてメールマガジンを配信しています。

無料登録はこちらから→https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

________________________________________

失うのは一瞬、取り返すのは一生。

平成31年3月15日曇り

ギリギリセーフ。

長崎空港を後にして今日は東京へ。昼から一般社団法人職人起業塾のオープンセミナーの開催日で余裕を持ってフライトの手配をしていたはずでしたが、なぜか長崎空港での離発着便は遅れることが多く、今日も羽田空港を出る時点で30分以上の遅れとなり、昼食をとる時間もないままタクシーに飛び乗ってセミナー会場である水道橋の株式会社シップ社へと向かいました。到着したのは開始の15分前、何とかギリギリ間に合いましたが、タイムマネジメントベタがまたもや露呈することとなりました、反省しきりです。

満員御礼。

今回の東京でのオープンセミナーは満員御礼の大盛況で、第14期職人起業塾の6ヶ月研修の募集に早速お申し込みをいただいたり、アンケートに非常に大きな刺激を受けたなどとコメントをいただいたりと非常に実のあるオープンセミナーとなりました。1月の今年1回目の開催は、インフルエンザが猛威をふるっていたからか、ドタキャンされる方が続出されたりして、ずいぶんとこじんまりした感じで行いましたが、今回は多くの方と新しいご縁をいただけたり、随分ご無沙汰していた方との再会を果たたせたりと嬉しい事がたくさんあり、追加開催してみて良かったと改めて思った次第です。

もう一歩先へ。

今期の全国縦断オープンセミナーはいつもと同じ、職人不足を含む建設業界の金本的問題解決に向けて、マーケティング理論の建築現場への落とし込みによる実践型現場マネジメント改革の提言が基本ではありますが、少し内容をリニューアルしてマーケティング思考の会社にシフトするには経営者と現場実務者の意識改革と実践だけではまだ足らず、その枠組みをもっと広げて現場に携わるすべての取引先や職人さん達と意識を共有することをお勧めしています。セミナーなので基本的には概念や理論をお伝えするのですが、考え方だけを理解したところで何の役にも立たないのは自明の理、いかに実践に結びつけるかと言う部分で、実際に私たちすみれが行っている協力業者会さんとのプロジェクト会議の内容を公開しています。

ライフタイムバリューは現場から。

理論の組み立てはいたって簡単です。今後建築業界では新築の着工棟数減少が確実視されており、全体のパイが縮小するに従って今まで通りの事業規模を維持するのは非常に難しくなります。事業を持続継続させるのに最も重要なのは、外部環境に左右されない自社独自のマーケットを構築することであり、顧客、もしくはその周辺で建築にまつわるニーズが発生した際に、全て声がかかり引き受けられる状態を整えることで、ある一定顧客数を超えた時点で必要な売り上げとのバランスが取れるようになります。これがライフ、バリューと言う概念を組み込んだシンプルなマーケティングとなりますが、生涯顧客を蓄積しようとすると顧客から絶対的な評価を得続ける必要があります。建築業において評価はすべて現場にあり、ものづくりの精度を高めることでマーケティングの基礎ができると言うのが職人的マーケティング論の梱包となります。

失うのは一瞬、取り返すのは一生。

しかし、信頼を失うのは一瞬で、取り返すのは一生かかると言われるように、ほとんどの工事が順調に進んだとしても、たった1人の心ない職人の言動でそれまで蓄積してきた信用を全て水泡に帰してしまうことが少なからずあります。数多くの職人や業者が現場に出入りする建築現場では、すべての工程を管理者が管理することはできません。そう考えれば全ての職人と同じ方向性、同じ意識を共有することが非常に重要で、ライフタイムバリューと言われる顧客生涯価値を引き受けるにはその部分への取り組みが不可欠です。そこに真摯に目を向けると、ピラミッド構造と言われる元請け下請け孫請けと一方通行のパワーバランスが一般的となっている建築業界の古い体質を見直すべきで、上下関係ではなく協業の関係を構築しお互いに認め合い尊重し合う関係性に変わるべきだと思っていますし、そのように取り組んできました。

インサイドアウトから始めよう。

そして、私たちが協力業者さんに集まっていただいて、「クレームを撲滅し、顧客満足を達成するための現場改革に共に力を合わせて取り組んでいきましょう!」とお願いするにあたり、問題になるのは自社の社員たちの取り組み姿勢とその実践です。できてもいない人からやってくれと言われるほど人を馬鹿馬鹿しくをさせるものはありません。まず自分の在り方を律し、率先垂範の姿を見せてこそ人は心を動かし、行動に移してくれるもの。私たちが主催する会議では協力業者さんに対して自社の社員に対するダメ出しを徹底的にヒアリングするようにしており、まずは自らを省みて是正するとこから始めるスタンスをとっています。職人的マーケティングとは現場実務者が現場での顧客接点を強化し、顧客の期待値を大きく上回るプロセスを含めたモノづくりを行い、その顧客満足を維持継続する事に尽きます。文字にすると簡単ですが、たったこれだけの事をするには自社のスタッフの教育のみではなく現場に携わる全ての職方、出入り業者の意識を変える必要が有ると考えればやるべき事はいくらでもあります。そして、その根本はトップに立つ者から「状況を変えるには自分自身を変えるしか無い」というインサイドアウトの原理原則を心に心に刻み込む事からだと思っています。自戒をこめて。

◆【満員御礼!キャンセル待ちとなっています。追加開催検討中です!】
職人起業塾2019 大阪オープンセミナー「建築業界が抱える諸問題の根本的解決へのアプローチ」

日時:2019年3月18日月曜日 14:00~17:00 場所:カラフル会議室 新大阪 大阪市淀川区 西中島 6-2-3 チサンマンション第7新大阪 1102号室 主催者: 一般社団法人職人起業塾 お問い合わせ:www.shokunin-kigyoujyuku.com お申し込みはこちらから→https://www.facebook.com/events/543933566013947/

__________________________________________

◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。

原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

◆最新の情報と共に学び続ける場の提供としてメールマガジンを配信しています。

無料登録はこちらから→https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

________________________________________